太平記
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^ ただし「天下」と「太平記」の間に改行があり、「近日天下に翫ぶ太平記」は「近日翫ぶ天下太平記」と読むべきだという意見もある。なおこの記事と『太平記』との関連が指摘されたのは、明治19年に重野安繹によるもの。
^ 米沢本、京大本系統など。
^ 大隅は『太平記』の書名は類書である『太平御覧』に因んだものとする説を紹介しており、仮にこの説が正しければ、最初から軍記物ではなく、「小説の体をとった百科事典」として制作されたいうことになる。
^ 巻32は諸本間の異同が大きく、永和本系統と他もう一系統の大きく2つにわかれ、古態本の中にはこの両方を併記したものもあり、後出本の中には二系統を混合したものもある。
^ たとえば『太平記』のみならず『平家物語』などには、合戦の「悲惨さ」や「残酷さ」を記すことで死に伴う哀悼の意に筆を割くが、正史や『演義』では「智謀」を駆使して戦う場面が強調されている[6][7]
^ 重野=進歩的、川田=保守的という思想的対立に理由を求める見方には誤りがある[要出典]。

出典^ a b c 龍谷大学図書館蔵『太平記』の研究
^ 大隅和雄『事典の語る日本の歴史』(そしえて)第5章『太平記』
^ 岩波文庫『太平記』解説・480頁
^ a b 近藤 1930.
^ a b 田中尚子 2007, pp. 18?41(初出は「『太平記』における〈三国志〉の享受」『和漢比較文学』23号、1999年)
^ a b 田中尚子 2007, pp. 279?295(初出は「『太平記』と『三国志演義』における智将の形象:楠正成と諸葛孔明を中心に」『比較文学年誌』37号、2001年)
^ 田中尚子 2007, pp. 296?312(初出は「『太平記』と『三国志演義』における死の叙述法」『比較文学』45号、2003年)
^ 田中尚子 2007, pp. 42?57(本書の書き下ろし)
^ 谷口雄太「終章 結論と展望」『中世足利氏の血統と権威』(吉川弘文社、2019年) ISBN 978-4-642-02958-2 P315-319.
^ 新潮古典文学アルバム14 太平記(新潮社) 92頁

参考文献

近藤, 瓶城 編「正慶乱離志」『続史籍集覧』 1巻、近藤出版部、1930年。doi:10.11501/1920226。NDLJP:1920226。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1920226/106。  (『楠木合戦注文』と『博多日記』を合わせたもの)

『太平記』 兵藤裕己校注、岩波文庫(全6巻)、2014-2016年

田中尚子『三国志享受史論考』汲古書院、2007年1月。ISBN 9784762935497。 

関連文献
単著


長谷川端『太平記の研究』汲古書院、1982年。

加美宏『太平記享受史論考』桜楓社、1985年。ISBN 4273020157

加美宏『太平記の受容と変容』翰林書房、1997年。ISBN 4877370129

大森北義『『太平記』の構想と方法』明治書院、1988年。ISBN 4625410878

谷垣伊太雄『太平記の説話文学的研究』和泉書院〈研究叢書66〉、1989年。ISBN 4870883309

谷垣伊太雄『太平記論考』和泉書院〈研究叢書397〉、2009年。
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