天空の城ラピュタ
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12歳[注 2]。小説版に12、13歳と記載[12]。天涯孤独で、両親の残した家で一人暮らしをしている。小説版にこの渓谷に母親と一緒に(つまり父親の死後)来たと記載[13]。ラピュタの発見に関して詐欺師の汚名を着せられたまま死んだ父の為、自作のオーニソプター(はばたき飛行機)でラピュタの実在を証明する事を夢見る。場の空気を読むのがうまく、自分達を守り、味方であるはずの軍がシータへの態度から敵である事をすぐに見抜いた。シータと出会った事で、海賊や軍から彼女を守りながら、飛行石とラピュタを巡る冒険の旅へと出る。体は頑丈で、親方のゲンコツよりも硬い石頭だと自称する。実際、ムスカの部下にで殴られ気絶し、要塞に連行後にムスカがシータに「彼の石頭は私のものより頑丈だったよ」と(自分をワインボトルで殴ったシータへの皮肉も込めて)言っている。飛行するフラップターの上から、数百メートルは離れているの上に居るシータに一瞬で気付く程目も良い。フラップターに逆さまになってぶら下がり、塔から飛び降りるシータを救出した。日の出と共にトランペットで『ハトと少年(スラッグ渓谷の朝)』を演奏し、飼っているハトエサをやるのが日課だが、ドーラ一家に迎え入れられた際に世話が出来なくなった為、そのハト達を全て逃がしている。ドーラ一家に仲間入りした際に、父の形見のゴーグルを着けて出発したが、そのゴーグルはラピュタ内部でのムスカの銃撃により失われた。タイガーモス号ではモトロ(老技師、後述)の機関助手として働き、エンジンの修理作業や運転操作のほか、命綱を着けて垂直尾翼を補修し、を差している。フラップターの中でシータに後ろから抱きしめられ、胸が当たった時に、初めてシータを異性として意識し始めた。名の由来は、宮崎自身が学生時代に考えた船乗りの名前から。小説版のエピローグでは、ラピュタでの一件の後スラッグ渓谷へ帰り、シータとは別々に暮らしているが、文通をして交流を続けている[14]。この手紙の文中では、オーニソプターがもうすぐ完成する事[15]、完成したらゴンドアまで飛んでいく事などが書かれている[15]。また、ラピュタに行った事については誰にも語らなかった事が明らかになっている[15]。本編では描かれなかったが、後に発売された『スタジオジブリ作品関連資料集 I』には、完成したオーニソプターを操縦し、花束を持ってシータの元へやって来たパズーの姿が描かれている[16]
シータ / リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ(Sheeta / Princess Lusheeta Toel Ur Laputa)
声 -
横沢啓子[17] / アンナ・パキン本作のヒロイン。パズー同様、天涯孤独の身であり、両親や祖母の残したヤクを飼って北方(小説版にこの国の最北端にあると記載[18])の山奥にあるゴンドアの谷で生活していた[注 3]。ラピュタを狙うムスカ率いる特務機関に拉致され、飛行客船で護送されている所、ドーラ一家の襲撃に遭い、逃げ出そうとして誤って船から転落し、助けられたパズーにかくまわれる事となる。12歳[注 4]。小説版に12、13歳と記載[21]。先祖伝来の秘宝である[22][23]、飛行石の結晶の首飾りを提げている[24][25][26]。かつて、天帝としてラピュタ帝国に君臨した王族であり[27][28]宗家たるトエル家の末裔で、継承名 (『型録 1』等には本名と記載[29][30][注 5])は「リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」。ラピュタ語でウルは「王」、トエルは「真」を意味し、彼女がラピュタの真の王である事を示しており[33][32](『THE ART OF』準備稿にはトエルは「正統な継承者」を意味するという記載がある[34])、リュシータ王女である[35][32]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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