天気の子
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1年前に母を病気で亡くしており、母の形見のブレスレットを、チョーカー[注 30]に加工して首に着けていた[注 31]。自身の住む部屋の装飾品(サンキャッチャー等)を手作りしたり、スナック菓子などのありあわせの食材を上手く用いて料理を作ったりするなど、器用な一面も持つ[注 32]。また、アパートの部屋では豆苗青ネギを自家栽培している[51][52][注 33]。ただし、絵を描くのは苦手なようで、自身はカエルを描いたつもりが、帆高に「カバ?」と突っ込みを入れられるシーンもある[53]携帯電話スマートフォンを所持していないため、外部から通話、メールSNSなどで連絡が取れない。木村に帆高が発砲した際には激しく憤り、声を荒らげるが[54][55]、帆高と打ち解けた後は、警察官に体当たりをするなど帆高のために行動する一面を見せるようになる[56][57]。帆高からは「陽菜さん」もしくは「陽菜」[注 34]と呼ばれる。凪からは「姉ちゃん」、圭介、夏美、萌花からは「陽菜ちゃん」と呼ばれる。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では「陽咲(ひなた)」という名前であり、年齢も14歳ではなく18歳。家族については、父がおらず、母は入院中、弟の代わりに妹が2人いる設定だった[注 35]。また、祈ると雨雲に晴れ間を作るのではなく、的中率100パーセントの天気予報を行うという設定だった[注 36]。実際には天気予報を当てるのではなく、本人が天気を操作していたという種明かしをストーリー後半に入れる予定であった[41]
天野 凪(あまの なぎ)
声 - 吉柳咲良[17]陽菜の弟。小学5年生。当初は陽菜と一緒にいる帆高に対して嫌な印象を持ったが、陽菜が「晴れ女」のサービスを始めるに際し、早期に帆高と打ち解けた。また、萌花(圭介の娘)とも初めて会ったその日に仲良くなった[注 37]。「晴れ女」サービスの営業中は、帆高が考案したてるてる坊主を模した着ぐるみを着用。ただし、当初は着ぐるみを嫌っていた[58]。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、夏美、萌花と写った自撮り写真では、中学生になり背が伸びた姿を確認できる[59][60]
特徴/性格
恋愛経験の豊富さゆえに小学生らしからぬ大人びた発言をする。一方で、陽菜のことを心から心配する、子どもらしい一面も持つ[61]。誰にでも別け隔てなく付き合うことのできる快活な一面もあり[62]、後述する冨美の肩叩きをするシーンもある[63]。帆高からは女子への態度を指南した[注 38]ことにより「センパイ」[注 39]、圭介、陽菜からは「凪」、夏美、アヤネ、カナからは「凪くん」と呼ばれる。
須賀 圭介(すが けいすけ)
声 - 小栗旬[17]有限会社K&Aプランニング[注 40]を経営[注 41]し、『ムー』などの雑誌記事の寄稿を生業とする中年男性[注 42]。家出中の帆高が船から落ちそうになるところを救い、船内の食堂で食事とビールを奢らせた[注 43]。その後、下船時に渡した名刺をもとに訪ねて来た帆高をアシスタントとして採用した。義母(間宮夫人)に引き取られなかなか会わせてもらえない娘(萌花)との面会のため、「晴れ女」サービスを利用することになった[注 44]
特徴/性格
10代の時、地方から家出[注 45]の形で上京し、そこで知り合った間宮明日花と大恋愛の末に結婚した[66][67]。明日花が他界した後も彼女への愛情は深く[注 46]、彼女との間に生まれた娘の萌花を溺愛している。仕事ではオカルト雑誌の記事を執筆しているが、現実主義者で迷信などについては否定しており、読者も自身と同じように記事内容を信じていないという前提で仕事に取り組んでいる。帆高には月給3000円しか渡していなかった。ただし、家賃、食費、携帯電話料金は負担したり、帆高を故郷に帰るように諭す際に、交通費と退職金、餞別を兼ねて5万円を渡したりした。代々木の廃ビルでは、当初は帆高に警察に戻るように説得するが全く受け入れられず、帆高の陽菜に会いたいという純粋な思いにほだされ、帆高を乱暴に扱った警察官に強い怒りを露にして突き飛ばした[70]。事件の2年半後には、ライター、編集者として成功を収めたと思われ、スナックを改装した事務所よりも立派で小綺麗な事務所[注 47]を構えている[71][注 48]。帆高、陽菜からは「須賀さん」、夏美からは「圭ちゃん」、間宮夫人からは「圭介さん」、萌花からは「パパ」と呼ばれる。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では、雑文ライター兼、気象AI研究者という設定だった[41]作品仕様のスーパーカブ110。
須賀 夏美(すが なつみ)
声 - 本田翼[17]圭介の姪。大学生。圭介の事務所のバイト従業員。その妖艶な容姿、圭介を「圭ちゃん」と呼ぶ言動、帆高初対面時に圭介との関係を説明する折に小指を立てたことなどから、帆高に圭介の愛人と勘違いされた。事務所での勤務と並行して就職活動に勤しんだが、成果は出せなかった[注 49]。なお、事件の2年半後に帆高が圭介の事務所を訪れた際に、夏美のヘルメットが置かれており、結局大学卒業後もここで働いていることがほのめかされている[72]。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、萌花、凪と写った自撮り写真に夏美の姿を確認できる[59][60]
特徴/性格
バイク運転のスキルが高く、パトカーの追跡をかわすため、タンデム走行スーパーカブ110[注 50][注 51]で階段[注 52]を駆け下りる場面もある。父(圭介の兄)[注 53]とは仲が悪い[75]。取材時には、相手の胡散臭い話を聴く時も真剣に耳を傾けるなど、聞き上手である。普段着は、チューブトップとキャミソールかタンクトップに短パンだが、就職活動の際にはリクルートスーツ姿を見せている[76]。また、回想シーンでは高校の制服姿も見せている[77]。帆高、陽菜からは「夏美さん」、圭介からは「夏美」、萌花からは「なっちゃん」と呼ばれる。巨乳
須賀 明日花(すが あすか)
圭介の妻。故人。旧姓:間宮。10代の時に出会った圭介と大恋愛の末、結婚した。萌花を産んだ後、事故[注 54]により早世した。映画本編では、産まれて間もない萌花を抱いて、圭介と3人で写真を撮影するシーンで登場している[78][77]
須賀 萌花(すが もか)
声 - 香月萌衣[17]圭介と明日花の娘。喘息[注 55]持ちのため、雨天に弱く晴れた日でないと外出時に発作を起こしやすい。3歳までは圭介と暮らしていたが[80]、現在は間宮夫人に引き取られており、圭介とは会える日が限定される。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、夏美、凪と写った自撮り写真では、成長した姿を確認できる[59][60]
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