天気の子
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また、高校の卒業式後に、後輩の女子2人と東屋で向かい合った際に、「これってもしかして、初告白」と妄想してしまうシーンもある[注 22]。陽菜からは「まだ子ども」、夏美からは「どこまでも弟タイプ」「圭介に似ている」と評されているシーンもある[38]。圭介、陽菜、凪からは「帆高」、夏美からは「帆高くん」[注 23]、高校の後輩の女子学生からは「森嶋先輩」と呼ばれる。なお、圭介からは「少年」(高校卒業後は「青年」)と呼ばれたりもする。一人称については、人と話す時は「俺」、モノローグでは「僕」で統一されている。ただし、陽菜と2人になった際は「僕たち」と言っている。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では中学2年生の設定だった。また、この段階で家出少年という設定が既にされていた[41]
天野 陽菜(あまの ひな)
声 - 森七菜[17]本作のヒロイン。2006年8月22日生まれ。中学3年生。代々木に存する廃ビル屋上に鎮座する小さな鳥居をくぐったことで、局地的な範囲を祈りによって一時的に晴れにする能力を手に入れた。しかし、その能力を行使するごとに身体が徐々に透明化していく代償を抱えることにもなった。当初はそのことを自覚しておらず、「100%の晴れ女」業を天職だと考えたほどであるが、後に気象神社の神主が天気の巫女伝承を語る動画を夏美から見せられて気づくことになった[注 24]歌舞伎町マクドナルドで年齢を詐称してのアルバイト(後に発覚して解雇される)中、お金を使い果たしてひもじそうにしている帆高にビッグマックをおごったことが縁で、彼と知り合うことになった。帆高に最初に出会った時点では14歳だったが、次の誕生日で18歳になると彼に伝えた。映画のラストシーンでは、制服姿で登場して帆高と再会した[43][44]。ただし、高校名などについての言及はない。母の名は「めぐみ(漢字は不明)」[注 25]。父については言及がなく、一切不明である[注 26][注 27]
特徴/性格
髪型は黒髪の二つ結び[注 28]。普段着として、白のノースリーブパーカーホットパンツを着用している。また、ラストシーンでの制服姿以外では、神宮外苑花火大会で浴衣姿を見せている[46]。JR田端駅周辺の高台[注 29]のアパートの2DKの一室にて弟(凪)と2人で暮らしている。1年前に母を病気で亡くしており、母の形見のブレスレットを、チョーカー[注 30]に加工して首に着けていた[注 31]。自身の住む部屋の装飾品(サンキャッチャー等)を手作りしたり、スナック菓子などのありあわせの食材を上手く用いて料理を作ったりするなど、器用な一面も持つ[注 32]。また、アパートの部屋では豆苗青ネギを自家栽培している[51][52][注 33]。ただし、絵を描くのは苦手なようで、自身はカエルを描いたつもりが、帆高に「カバ?」と突っ込みを入れられるシーンもある[53]携帯電話スマートフォンを所持していないため、外部から通話、メールSNSなどで連絡が取れない。木村に帆高が発砲した際には激しく憤り、声を荒らげるが[54][55]、帆高と打ち解けた後は、警察官に体当たりをするなど帆高のために行動する一面を見せるようになる[56][57]。帆高からは「陽菜さん」もしくは「陽菜」[注 34]と呼ばれる。凪からは「姉ちゃん」、圭介、夏美、萌花からは「陽菜ちゃん」と呼ばれる。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では「陽咲(ひなた)」という名前であり、年齢も14歳ではなく18歳。家族については、父がおらず、母は入院中、弟の代わりに妹が2人いる設定だった[注 35]。また、祈ると雨雲に晴れ間を作るのではなく、的中率100パーセントの天気予報を行うという設定だった[注 36]。実際には天気予報を当てるのではなく、本人が天気を操作していたという種明かしをストーリー後半に入れる予定であった[41]
天野 凪(あまの なぎ)
声 - 吉柳咲良[17]陽菜の弟。小学5年生。当初は陽菜と一緒にいる帆高に対して嫌な印象を持ったが、陽菜が「晴れ女」のサービスを始めるに際し、早期に帆高と打ち解けた。また、萌花(圭介の娘)とも初めて会ったその日に仲良くなった[注 37]。「晴れ女」サービスの営業中は、帆高が考案したてるてる坊主を模した着ぐるみを着用。ただし、当初は着ぐるみを嫌っていた[58]。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、夏美、萌花と写った自撮り写真では、中学生になり背が伸びた姿を確認できる[59][60]
特徴/性格
恋愛経験の豊富さゆえに小学生らしからぬ大人びた発言をする。一方で、陽菜のことを心から心配する、子どもらしい一面も持つ[61]。誰にでも別け隔てなく付き合うことのできる快活な一面もあり[62]、後述する冨美の肩叩きをするシーンもある[63]。帆高からは女子への態度を指南した[注 38]ことにより「センパイ」[注 39]、圭介、陽菜からは「凪」、夏美、アヤネ、カナからは「凪くん」と呼ばれる。
須賀 圭介(すが けいすけ)
声 - 小栗旬[17]有限会社K&Aプランニング[注 40]を経営[注 41]し、『ムー』などの雑誌記事の寄稿を生業とする中年男性[注 42]。家出中の帆高が船から落ちそうになるところを救い、船内の食堂で食事とビールを奢らせた[注 43]。その後、下船時に渡した名刺をもとに訪ねて来た帆高をアシスタントとして採用した。義母(間宮夫人)に引き取られなかなか会わせてもらえない娘(萌花)との面会のため、「晴れ女」サービスを利用することになった[注 44]
特徴/性格
10代の時、地方から家出[注 45]の形で上京し、そこで知り合った間宮明日花と大恋愛の末に結婚した[66][67]。明日花が他界した後も彼女への愛情は深く[注 46]、彼女との間に生まれた娘の萌花を溺愛している。仕事ではオカルト雑誌の記事を執筆しているが、現実主義者で迷信などについては否定しており、読者も自身と同じように記事内容を信じていないという前提で仕事に取り組んでいる。帆高には月給3000円しか渡していなかった。ただし、家賃、食費、携帯電話料金は負担したり、帆高を故郷に帰るように諭す際に、交通費と退職金、餞別を兼ねて5万円を渡したりした。代々木の廃ビルでは、当初は帆高に警察に戻るように説得するが全く受け入れられず、帆高の陽菜に会いたいという純粋な思いにほだされ、帆高を乱暴に扱った警察官に強い怒りを露にして突き飛ばした[70]。事件の2年半後には、ライター、編集者として成功を収めたと思われ、スナックを改装した事務所よりも立派で小綺麗な事務所[注 47]を構えている[71][注 48]。帆高、陽菜からは「須賀さん」、夏美からは「圭ちゃん」、間宮夫人からは「圭介さん」、萌花からは「パパ」と呼ばれる。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では、雑文ライター兼、気象AI研究者という設定だった[41]作品仕様のスーパーカブ110。
須賀 夏美(すが なつみ)
声 - 本田翼[17]圭介の姪。
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