天気の子
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声 - 小栗旬[17]有限会社K&Aプランニング[注 40]を経営[注 41]し、『ムー』などの雑誌記事の寄稿を生業とする中年男性[注 42]。家出中の帆高が船から落ちそうになるところを救い、船内の食堂で食事とビールを奢らせた[注 43]。その後、下船時に渡した名刺をもとに訪ねて来た帆高をアシスタントとして採用した。義母(間宮夫人)に引き取られなかなか会わせてもらえない娘(萌花)との面会のため、「晴れ女」サービスを利用することになった[注 44]
特徴/性格
10代の時、地方から家出[注 45]の形で上京し、そこで知り合った間宮明日花と大恋愛の末に結婚した[66][67]。明日花が他界した後も彼女への愛情は深く[注 46]、彼女との間に生まれた娘の萌花を溺愛している。仕事ではオカルト雑誌の記事を執筆しているが、現実主義者で迷信などについては否定しており、読者も自身と同じように記事内容を信じていないという前提で仕事に取り組んでいる。帆高には月給3000円しか渡していなかった。ただし、家賃、食費、携帯電話料金は負担したり、帆高を故郷に帰るように諭す際に、交通費と退職金、餞別を兼ねて5万円を渡したりした。代々木の廃ビルでは、当初は帆高に警察に戻るように説得するが全く受け入れられず、帆高の陽菜に会いたいという純粋な思いにほだされ、帆高を乱暴に扱った警察官に強い怒りを露にして突き飛ばした[70]。事件の2年半後には、ライター、編集者として成功を収めたと思われ、スナックを改装した事務所よりも立派で小綺麗な事務所[注 47]を構えている[71][注 48]。帆高、陽菜からは「須賀さん」、夏美からは「圭ちゃん」、間宮夫人からは「圭介さん」、萌花からは「パパ」と呼ばれる。
制作初期の設定
制作初期の企画の段階では、雑文ライター兼、気象AI研究者という設定だった[41]作品仕様のスーパーカブ110。
須賀 夏美(すが なつみ)
声 - 本田翼[17]圭介の姪。大学生。圭介の事務所のバイト従業員。その妖艶な容姿、圭介を「圭ちゃん」と呼ぶ言動、帆高初対面時に圭介との関係を説明する折に小指を立てたことなどから、帆高に圭介の愛人と勘違いされた。事務所での勤務と並行して就職活動に勤しんだが、成果は出せなかった[注 49]。なお、事件の2年半後に帆高が圭介の事務所を訪れた際に、夏美のヘルメットが置かれており、結局大学卒業後もここで働いていることがほのめかされている[72]。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、萌花、凪と写った自撮り写真に夏美の姿を確認できる[59][60]
特徴/性格
バイク運転のスキルが高く、パトカーの追跡をかわすため、タンデム走行スーパーカブ110[注 50][注 51]で階段[注 52]を駆け下りる場面もある。父(圭介の兄)[注 53]とは仲が悪い[75]。取材時には、相手の胡散臭い話を聴く時も真剣に耳を傾けるなど、聞き上手である。普段着は、チューブトップとキャミソールかタンクトップに短パンだが、就職活動の際にはリクルートスーツ姿を見せている[76]。また、回想シーンでは高校の制服姿も見せている[77]。帆高、陽菜からは「夏美さん」、圭介からは「夏美」、萌花からは「なっちゃん」と呼ばれる。巨乳
須賀 明日花(すが あすか)
圭介の妻。故人。旧姓:間宮。10代の時に出会った圭介と大恋愛の末、結婚した。萌花を産んだ後、事故[注 54]により早世した。映画本編では、産まれて間もない萌花を抱いて、圭介と3人で写真を撮影するシーンで登場している[78][77]
須賀 萌花(すが もか)
声 - 香月萌衣[17]圭介と明日花の娘。喘息[注 55]持ちのため、雨天に弱く晴れた日でないと外出時に発作を起こしやすい。3歳までは圭介と暮らしていたが[80]、現在は間宮夫人に引き取られており、圭介とは会える日が限定される。帆高が圭介の事務所を訪れた際に、圭介が見せた、夏美、凪と写った自撮り写真では、成長した姿を確認できる[59][60]
間宮夫人(まみやふじん)
声 - 島本須美[17][注 56]明日花の母。須賀萌花の祖母で養育権者[注 57]。圭介に対し、喫煙の習慣を指摘して萌花と会わせることを渋っている。2年半後には、圭介と夫妻の関係が改善しており、彼の仕事次第では遠からず萌花と一緒に暮らせる可能性が高くなった、と帆高のモノローグで語られている[82]
立花 冨美(たちばな ふみ)
声 - 倍賞千恵子[17]老婦人。後述する立花瀧の祖母。帆高曰く、「僕のお祖母ちゃんくらいの年齢[注 58]」とのこと[83]。「晴れ女サービス」のWebサイトに、夫の初盆の日を晴れにして欲しいという依頼を書き込んだ。そして、仕事で訪れた帆高と陽菜に「空の上に死者が住まう彼岸がある」という内容の話をした。その後、大雨により自宅[注 59]が水没したため、水没地域以西(高島平駅周辺)のアパートの一室に引越した。さらにその後、再びWebサイトに依頼[注 60]を寄せた。この依頼が受けられないことを伝えに家を訪れた帆高に対し、「水没地域は江戸時代以前には海だった場所であり、それが元に戻っただけ」という考えを伝えた。また、このシーンでの冨美の右手には組紐のブレスレット[注 61]が装着されているのが確認できる。
安井刑事(やすいけいじ)
声 - 平泉成[17]高井とともに捜査を行う中年男性の刑事。比較的穏やかな人物であり、説得重視の方針を採る[注 62]。終盤の代々木の廃ビル内では、高井らが帆高を包囲して銃口を向けた際も一人だけ銃口を下ろして構えていた。ただし、帆高が非常階段に向かう際には銃口を向けている[注 63]
高井刑事(たかいけいじ)
声 - 梶裕貴[17][注 56]安井とともに捜査を行う若い男性刑事。作中で掲げた警察手帳によるとフルネームは高井高司で警部補リーゼントヘア[注 64]。警察官としての使命感は高いが若さゆえに血が上りやすいうえに感情が表情や言葉に出やすく、逮捕するためには手段を選ばず、抵抗する帆高に銃口を向けたり、床に顔を叩きつけたりするなどの暴力行為も厭わない[注 65]。また、ラブホテルで帆高に任意同行を求めた際に腕を捻りあげ、代々木の廃ビルでは丸腰の圭介に対しても銃口を向けるなど[注 66]、粗暴な面も見受けられる[注 67]。しかし、詰めが甘い面もあり、帆高の脱走を許す失態を演じている[注 68][注 69]
佐々木巡査(ささきじゅんさ)
声 - 市ノ瀬加那[17]婦人警官。アヤネ曰く、「愛想のないおばさん」[96]。保護された凪の世話をしつつ、逃亡しないように監視していた。しかし、カナの演技に騙され、凪から目を離すこととなり、逃亡される失態を演じてしまった。
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