場外の定義は武舞台以外の箇所に身体の一部がついてしまった場合とされているため、逆に言えば身体が武舞台の真上から大きく離れても接地しない限りは場外とはみなされず、何らかの方法で飛行する手段を持つ選手はこれを利用して場外負けを回避することが可能となっている。ただし第23回大会まで競技台と接地していた門や壁、柱や武舞台の側面も武舞台の一部とみなされていたため、これを利用しての三角飛びや、こちらの壁に叩きつけられた場合、地面に接地していない状態で武舞台の側面に接触した場合などは場外負けとはならない。これに近い例として、予選においては競武館の天井を蹴っての急降下なども認められる。また、基本的に想定されていないケースではあるが、武舞台が物理的に消滅した場合は、かつて武舞台があった場所に落ちても場外負けとみなされている。ただし武舞台が存在したことが明確に確認できるようであれば、これを武舞台とみなす[注 13]。さらに特殊な例として第21回決勝戦にて悟空が大猿に変身し暴れた際に明らかに場外に出ているが、これも悟空自身の意志が一切介在しない完全なアクシデントとして処理され、場外の判定は行われていない。ただし大猿化解除後の昏睡状態はダウンとして扱われた。
降参については「まいった」と言った場合と作中で説明されているが、試合中に「まいった」と発言しても文脈から降参の意図を持たないと判断される場合は降参とはみなされない模様[注 14]。また、降参の意図があった場合も「まいった」と言い切る前に途中で中断した場合は無効となる[注 15]。
相打ちなどで両者が同時にノックダウンした際、両者とも10カウント以内に立ち上がることができなかった場合は、先に立ち上がり、にこやかに規定の文言にて勝利宣言した方を勝ちとする。これは厳密に判定され、ほんの1文字でも規定の文言を言い切れなかった場合は勝利とは認められない。決勝戦では「優勝したもんねー」と宣言することが求められる。決勝戦以外での文言は不明。 歴代の天下一武道会回年参加
禁則行為
相手を殺すこと[注 16]、武器や道具の使用、プロテクターやヘルメットの装備は一切禁止であり、行った時点で即失格となる。そのため、ランチが賞金目当てで出ようと思ったことがあるが、ウミガメに武器使用は反則だからと止められたことがある。また、第25回大会では、このルールのため悟飯はグレートサイヤマンのヘルメットを被っておらず、ベジータも第28回も含めてプロテクターは付けていない。第23回で桃白白が刃物使用で記録上は適用されているが、実際には試合が続いている。判断は審判の裁量に委ねられ、直接相手に危害を与えないものや場外転落を妨げない道具の使用については失格にならない場合もある[注 17]。
目潰しや急所攻撃(金的)は反則で、その箇所に偶然当たった場合はダウンカウントは取られない。故意に当てた場合の詳しいペナルティは不明。
1人の対戦相手に対し、複数人数で挑むのは禁止。第23回で神様がピッコロの攻撃から悟空をかばった際は、判定など行っても無意味な状況ではあったが、特に反則の判定は行われていない。
これらは未遂であれば反則とはされず、第21回大会で悟空がジャッキー・チュンを目潰しであるジャン拳のチョキで攻撃しようとした際は受け止められたために特に罰則は受けていない。また、第22回大会で男狼がナイフを取り出した時点では「凶器の使用は反則になる」と警告されただけで、直ちに反則負けとはならなかった。
その他
出場選手が希望する場合、食事が出される。作中では代金を支払っていたり、請求されるような場面はない。アニメでは有料であり、トランクスと悟天が無銭飲食して食堂の従業員から追いかけられるシーンがある。
過去の大会の出場選手のデータは、名簿として長期間保存されている。ただし偽名やリングネームといった本名以外の名前を名乗っての出場や覆面やサングラスなどのような素顔を隠すコスチュームの着用なども認められ、必ずしも素性を明らかにする必要はない。また、選手自身が希望すれば匿名での出場も可能である。
原作およびアニメ該当部位
歴代大会
人数優勝準優勝ベスト4ベスト8予選落ち備考
第21回エイジ750137名ジャッキー・チュン(亀仙人)孫悟空クリリン
ナムバクテリアン
ヤムチャ
ランファン
ギラン多林寺の先輩
獅子牙流の拳法家
他多数[注 18][注 19][注 20]
第22回エイジ753182名天津飯孫悟空ジャッキー・チュン
クリリンヤムチャ
男狼
餃子