天上山_(東京都)
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概要山頂付近の航空写真[注釈 1]

神津島のシンボル的な山であり、島内の最高峰でもある。

838年7月29日(承和5年7月5日)[3]に始まった噴火で、火砕流火砕サージを噴出後、火砕丘を形成し、最終的に溶岩ドームを形成したものである[4][2]。古記録によると関東・中部・近畿地方に降灰し、840年10月(承和7年9月)になっても噴出物はなお高温であったと考えられている[3]

山頂部は比較的に平坦で、ババ池、不動池、千代池(せんだいいけ)などの池が点在する。この平坦面の南西部には、それぞれ「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる、砂の堆積した地域がある[注釈 2]

最高地点は571.8mの三角点であるが、他に、529m、524mなどのピークがある。また、東尾根上に503mの櫛ヶ峰がある。

山頂付近から西南西に向けて神津沢の谷がえぐられており、これによって西斜面は黒島(南)と白島(北)の2つに大きく分けられる。黒島と白島のそれぞれに登山道がある。神津沢は神津島の中心集落の北部、神津島港の南で太平洋に注ぐ。山頂部には東に2つの展望地があり、その内のひとつは、東京都によって「新東京百景」に選定されている。展望地からは、伊豆大島利島新島式根島三宅島御蔵島などが見渡せる。また、別の場所からは、伊豆半島も望むことができる。

花の百名山」および「新日本百名山」にも数えられており、ラン科高山植物等の多様な植生や小型生物の多様性を有している。絶滅危惧種固有種も含まれており、ナミエヤマガラ、ミクラミヤマクワガタ、「コウヅエビネ」、イワチドリ(英語版)など特筆すべき種類も確認されている[5]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
^ 上の写真にて、中央の細長い白い部分と、右の白い部分である。

出典^ 国土地理院地図より、2016年10月確認
^ a b c 出典 : 神津島 - 気象庁、2016年10月閲覧
^ a b 詳細火山データ集 神津島 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2016年10月閲覧
^ 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 神津島 (PDF) - 気象庁、2016年10月閲覧
^ 東京都環境局, 神津島の動植物, 東京の自然公園

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、天上山 (東京都)に関連するカテゴリがあります。

神津島 - 気象庁

日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 神津島 (PDF) - 気象庁

神津島 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター


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