大韓民国
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全国土面積は10万0339 km2で[注釈 9]、これは日本の総面積37万7961 km2のほぼ4分の1(26 %)にあたり、北海道本島の面積7万7984 km2の1.26倍に相当する。国土は古期造山帯が支配的である。

地震は、九州など日本から伝わるものを除きほとんど発生しないことから、比較的安価に高層マンションが建設可能であり、戸建より人気がある。活火山もまったく存在しない(済州島鬱陵島火山島だが活動していない)が、少数の温泉はある。

日韓間には、竹島(韓国名:独島)領有問題が存在するほか1990年代以降、日本海(韓国名:東海)の国際的な呼称をめぐって日本政府と韓国政府が対立するなどいくつかの問題がある(参考:日本海呼称問題李承晩ライン)。
韓国の範囲
最北端(韓国政府の実効支配下にある地域) - 江原特別自治道高城郡最北端(韓国政府が主張、北朝鮮政府が実効支配) - 咸鏡北道最南端 - 馬羅島済州特別自治道西帰浦市)最西端(韓国政府の実効支配下にある地域) - 白?島(ペンニョンとう、仁川広域市甕津郡)最西端(韓国政府が主張、北朝鮮政府が実効支配) - 平安北道最東端(韓国政府の実効支配下にある地域、韓国政府が主張) - 竹島(独島)最東端(日本政府が主張) - 竹嶼
気候

ケッペンの気候区分によると、春川市原州市などの内陸北部、山岳地帯は湿潤大陸性気候に属し、ソウル仁川などの首都圏や釜山大邱などの南部の地域は温帯夏雨気候および温暖湿潤気候に属する。半島状に位置しているものの、顕著な大陸性気候であり、寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい。南部や東部沿岸部を除いて、1月の日平均気温は氷点下になり、特に最低気温が低くなる。冬は大陸から季節風の影響を受け、日本の同緯度の沿岸地域と比べると寒冷である[注釈 10]。たとえばソウルは新潟市付近と同緯度にあるが、1月の日平均気温は-2.0℃で、日本の飛騨地方長野県東北地方内陸部と同程度の日平均気温である。強烈なシベリア寒気団に覆われると、ソウルでも最低気温が-10℃から-15℃前後になり、郊外では-15℃を下回ることもあるなど、平年を大きく下回る寒さになることもある。また釜山名古屋市京都市付近と同緯度にあるが、1月の日平均気温は3.6℃で、名古屋市や京都市より日平均気温が1℃低い。全体的な韓国の1月の気温は、日本の北関東東山地方東北地方の気温に匹敵する。

寒冷な気候はそれほど長く続かず、2月になれば三寒四温となり、だいぶ暖かくなる。1月と2月の日平均気温がほとんど変わらない日本とは対照的に、寒さの底が1月に集中している。

冬季は湿度が低く、乾燥して晴れる日が多いため、放射冷却により朝の冷え込みが厳しい反面、韓国一の豪雪地帯でもある鬱陵島のほか、過去に1mを超える積雪を観測したことのある日本海沿岸の江陵市東海市束草市や内陸の平昌郡大関嶺)など江原特別自治道を除けば降雪量は少なく、東日本西日本の太平洋側の降雪量と同程度か、むしろ少ないくらいである。実際に、ソウル周辺地域の過去最深積雪でさえ30cm程度と少ない。

済州島福岡県と同緯度にあり、韓国ではもっとも温暖とされるが、半島部と同様に北西季節風の影響を受け、韓国で現在北緯38度線以南で最高峰である漢拏山標高1950 m)がそびえる地形的要因により非常に風が強く、済州市の1月の日平均気温は5 - 6℃と対馬東京などとほぼ同じ日平均気温である。西帰浦市の位置する南部は高知県宮崎県と同程度の気温である。

夏季は日本や中国同様高温多湿であり、年間降水量の50 - 70 %が集中している。2018年8月1日には洪川郡で41.0℃、義城郡で40.4℃、ソウルで39.6℃などの高温を記録している。

大韓民国各地の平年値(統計期間:1981年 - 2010年、出典: ⇒大韓民国気象庁)平年値
(月単位)北西部沿岸北部内陸北部高地ソウル都市圏北東部沿岸
江華鉄原春川原州楊平堤川忠州清州平昌郡
大関嶺
太白ソウル水原仁川利川天安束草江陵
気候区分DwaDwaDwaDwaDwaDwaDwaCfaDfbDwbCwaCwaCwaDwaCfaCfaCfa
平均
気温
(℃)最暖月24.5
(8月)23.8
(8月)24.6
(8月)24.8
(8月)25.0
(8月)23.8
(8月)24.9
(8月)25.8
(8月)19.1
(7,8月)21.0
(8月)25.7
(8月)25.6
(8月)25.2
(8月)24.8
(8月)25.1
(8月)23.7
(8月)24.6
(8月)
最寒月-3.8
(1月)-5.5
(1月)-4.6
(1月)-4.3
(1月)-3.4
(1月)-5.2
(1月)-4.2
(1月)-2.4
(1月)-7.7
(1月)-4.8
(1月)-2.4
(1月)-2.9
(1月)-2.1
(1月)-3.1
(1月)-2.9
(1月)-0.3
(1月)0.4
(1月)
降水量
(mm)最多月358.2
(7月)400.9
(7月)383.8
(7月)362.2
(7月)429.4
(7月)373.5
(7月)293.5
(7月)285.1
(8月)420.9
(8月)287.3
(7月)394.7
(7月)351.1
(7月)319.6
(7月)370.2
(7月)298.3
(7月)293.0
(8月)298.9
(8月)
最少月17.7
(1月)20.6
(1月)20.3
(1月)22.0
(1月)16.6
(12月)23.0
(12月)21.1
(12月)25.3
(12月)36.8
(12月)19.2
(12月)20.8
(1月)21.8
(12月)19.3
(12月)16.3
(12月)23.4
(1月)38.2
(12月)38.3
(12月)
平年値
(月単位)中西部沿岸中部内陸鬱陵島南東部沿岸南部内陸南部沿岸済州島
瑞山保寧群山大田全州南原安東大邱鬱陵浦項蔚山光州密陽木浦釜山統営昌原
馬山
済州西帰浦
気候区分CfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCfaCwaCfaCwaCwaCwaCfaCfa
平均
気温
(℃)最暖月25.1
(8月)25.5
(8月)25.7
(8月)25.6
(8月)26.2
(8月)25.2
(8月)24.8
(8月)26.4
(8月)23.6
(8月)25.7
(8月)25.9
(8月)26.2
(8月)25.8
(8月)26.1
(8月)25.9
(8月)26.1
(8月)26.5
(8月)26.8
(8月)27.1
(8月)
最寒月-2.0
(1月)-0.8
(1月)-0.4
(1月)-1.0
(1月)-0.5
(1月)-1.4
(1月)-2.2
(1月)0.6
(1月)1.4
(1月)1.8
(1月)2.0
(1月)0.6
(1月)0.0
(1月)1.7
(1月)3.2
(1月)3.1
(1月)2.8
(1月)5.7
(1月)6.8
(1月)
降水量
(mm)最多月295.9
(8月)297.1
(8月)263.1
(8月)333.9
(7月)299.6
(7月)346.1
(8月)244.3
(7月)235.9
(8月)170.7
(9月)227.4
(8月)240.3
(8月)308.9
(7月)269.5
(7月)236.7
(7月)316.9
(7月)313.5
(7月)299.0
(8月)262.5
(8月)309.8
(7月)
最少月26.6
(2月)28.1
(1月)29.3
(12月)25.9
(12月)31.1
(12月)25.4
(12月)16.6
(12月)15.3
(12月)72.2
(3月)25.7
(12月)23.0
(12月)33.5
(12月)16.4


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