法的な大陸棚の境界画定をめぐっては、沿岸国間でしばしば紛争が生じ、そのいくつかは国際司法裁判所に付託された結果、北海大陸棚事件判決などの判例が形成された[6]。境界の決定方法について等距離・中間線原則と衡平原則が主張されるが、海洋法条約はどちらにも言及しておらず、今後の国家実行に委ねている。 氷期や間氷期を繰り返すと、大陸内部で氷河の発達や融解により海水準が上下する。このように氷河による長期間の海面高さの変化を「氷河性海面変動」と呼ぶ。現在見られる大陸棚は大陸プレートの辺縁部で、第四紀更新世や完新世の、海面が現在よりも百数十m低かった氷期の海水準変動期に堆積平野として形成された部分と考えられている。
成因
脚注・出典^ “国際社会における法の支配 大陸棚限界委員会
^ 共同通信社 (2009年9月12日). “日本の大陸棚申請、国連委が審理開始”. MSN産経ニュース. 2009年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年12月28日閲覧。
^ “沖ノ鳥島海域の大陸棚延伸 日本の申請、国際機関認める”. 朝日新聞. (2012年4月28日). ⇒オリジナルの2012年6月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120603130056/https://www.asahi.com/politics/update/0428/TKY201204280012.html 2012年6月5日閲覧。
^ a b 共同通信社 (2012年4月27日). “【大陸棚拡大を初認定】国土面積の82%相当 日本に資源開発権 国連、沖ノ鳥島も基点”. 47NEWS. ⇒オリジナルの2012年6月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120605202038/http://www.47news.jp/47topics/e/228830.php 2012年6月5日閲覧。
^ a b c ⇒“政府、大陸棚延長の政令を決定 沖ノ鳥島北方など”. 日本経済新聞. (2014年9月9日). ⇒http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE09H15_Z00C14A9PP8000/ 2014年12月23日閲覧。
^ 松葉真美「大陸棚と排他的経済水域の境界画定?判例紹介?」、国立国会図書館、レファレンス2005年7月号42-61頁、2018年11月4日閲覧。
関連項目
領海
公海
浅堆
海底油田
海溝(海淵)
海嶺