雨水も家庭排水などの下水も、下水道を通じて下水処理場まで運んでいる場合、大量の雨水が下水道に流れ込んでしまい、下水道管で受け止めきれなかった一定量については、汚水未処理のまま河川の公共水域に放流せざるを得ない状況が発生しており、大雨時には放流海域での大腸菌数の増加など、環境影響が発生している。 江戸時代以前には、大阪市街にも津波が襲来した記録がある[28]。大阪府と兵庫県は、南海トラフ巨大地震を想定した津波ハザードマップを作成・公表している[29][30]。
災害リスク
沿岸の自治体
兵庫県洲本市、淡路市、明石市、神戸市(垂水区・須磨区・長田区・兵庫区・中央区・灘区・東灘区)、芦屋市、西宮市、尼崎市
大阪府大阪市(西淀川区・此花区・港区・大正区・住之江区)、堺市(堺区・西区)、高石市、泉大津市、忠岡町、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、田尻町、泉南市、阪南市、岬町
和歌山県和歌山市
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 表示環境によっては文字がずれることがある。
^ 和歌山市の田倉崎と淡路島の生石鼻を結ぶ線。
^ 淡路島の松帆崎と明石市の朝霧川河口左岸を結ぶ線。
^ 兵庫県・大阪府・和歌山県
^ 大阪湾再生推進会議:内閣官房都市再生本部事務局、国土交通省、農林水産省、経済産業省、環境省、大阪府などの沿岸自治体。
^ 西から時計回りに神戸港、尼崎西宮芦屋港、大阪港、堺泉北港、阪南港など。
^ ポートアイランドや六甲アイランド、夢洲、舞洲、咲洲など。
^ 大阪湾フェニックスセンター
^ 大阪海遊館やユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど。
^ 沿岸の人口が多く、埋め立てなど地形の破壊もふくめた経済活動も活発である。
^ 昭和48年以降の瀬戸内海全体の埋め立て地の総面積の半分近くが大阪湾にあるとされ、本来の藻場や干潟や自然海岸のほとんどが失われたとされる。
^ セミクジラなどのヒゲクジラ類やシャチやイルカやスナメリ。
^ サメやクロマグロなど。
^ 小型で背びれを持たないイルカであり、瀬戸内海全体で激減したとされる。
^ 迷入、捕獲、混獲、漂着など。
^ ナガスクジラやマッコウクジラの漂着事例の2つは大阪市立自然史博物館に骨格標本が展示されている。
^ 通常はオホーツク海や北極圏にしか生息しないホッキョククジラが1969年に淀川の河口で捕獲されており、これは同種の迷入では世界最南端の記録であり、生体の記録は国内初確認であった。