この項目では、福島県双葉郡大熊町にある東日本旅客鉄道常磐線の駅について説明しています。「大野」のつく駅名や、かつて存在した大野駅などについては「大野#鉄道駅」をご覧ください。
大野駅
東口(2020年8月)
おおの
Ōno
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福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野248[1].mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯37度24分32.90秒 東経140度59分2.26秒 / 北緯37.4091389度 東経140.9839611度 / 37.4091389; 140.9839611
大野駅(おおのえき)は、福島県双葉郡大熊町大字下野上(しものがみ)字大野にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)常磐線の駅である[1]。 1898年(明治31年)に富岡駅と長塚駅(現在の双葉駅)の両駅が設置されたが、大野村からはどちらの駅も遠い状況であった。このため、1903年(明治36年)に大野村会において停車場誘致を議決した。その際の契約は「駅設置に関する3600坪を村で買収、これを日本鉄道株式会社に大野村名義で無償譲渡する。ただし設置は村請負とする。」であった[2]。 単式ホーム1面1線を有する地上駅(橋上駅)。駅舎は1987年に改築されたもので、エレベーターが設置されている[注釈 1]。簡易Suica改札機設置駅。 震災前の当駅 - 双葉駅間は複線で、当駅は島式ホーム1面2線を有していたが、上り線の敷地に側道を設けて非常時の避難道としても活用するため単線化された[新聞 6][注釈 2]。「Smart Station for EXPRESS」を導入している無人駅で、話せる指定席券売機が設置されている[報道 1]。
歴史
年表
1904年(明治37年)
11月3日:竣工開通式を実施[2]。
11月22日:日本鉄道の駅として開業[1]。
1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国有化され、官設鉄道の所属となる[3]。
1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により常磐線の所属となる。
1928年(昭和3年)3月4日:当駅 - 夜ノ森駅間の熊川橋梁にて貨車が転落する事故が発生する[3]。
1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道が発足。
1957年(昭和32年)5月17日:当駅 - 長塚駅(現・双葉駅)間を走行中の下り急行「北上」が脱線、乗員・乗客が死亡(常磐線急行「北上」脱線事故)[新聞 1]。
1972年(昭和47年)10月2日:貨物の取り扱いを廃止[4]。
1976年(昭和51年)2月23日:当駅 - 双葉駅間が複線化。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[4]。
1985年(昭和60年)6月19日:大熊町長より請願書提出[5]。
1986年(昭和61年)8月23日:大熊町長より橋上駅舎の建設について提示[5]。
1987年(昭和62年)
4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[4]。
8月20日:工事協定締結[5]。
1988年(昭和63年)
3月30日:自由通路含めて利用を開始[6]。
1995年(平成7年)10月1日:みどりの窓口を設置する。
2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災及び福島第一原子力発電所事故により営業休止。地震により、当駅では駅舎の天井板の一部が剥がれ落ちた[新聞 2]。
2020年(令和2年)
3月5日:当駅周辺において設定されていた帰還困難区域の一部の避難指示を解除[新聞 3]。
3月14日:富岡駅 - 浪江駅間の運転再開に伴い営業再開[報道 1][報道 2][新聞 4]。東京近郊区間に編入される[報道 1]。ICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 2]。「Smart Station for EXPRESS」導入に伴い無人化[報道 1][新聞 5]。当駅 - 双葉駅間が単線化される。
駅構造
のりば
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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