大英博物館
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2018-2019会計年度の収入は79百万ポンド以上で、その大半は政府からの助成金であり、次いで非営利事業・営利事業の収入、企業・個人・財団等からの寄付がある[17]

大英博物館は国家機関に準じてはいるが、1963年の大英博物館法(British Museum Act 1963) 、また1992年の博物館・美術館法(Museums and Galleries Act 1992)により規律されている。

大英博物館は、25人の理事(トラスティ〈Trustee〉と呼ばれる)からなる理事会によって運営されている[18]。大英博物館長(Director of the British Museum)と、出納官(accounting officer)は、理事会によって任命される。
大英博物館出版局

大英博物館出版局(British Museum Press、略:BMP)は、大英博物館の理事が全額出資する出版部門である[19]
国際協力.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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世界中の博物館との連携による巡回展計画[20]や国際訓練プログラム[21]がある。
建築

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4棟からなる館全体の設計者はRobert Smirke(英語版)(1823年)[22]。ギリシャの神殿の柱を模した柱とペディメントがある[22]グレート・コート

中庭にあたる「グレート・コート」はガラス天井を持つ、ヨーロッパ最大の屋根付き広場である[23]フォスター・アンド・パートナーズノーマン・フォスターによって設計され、2000年にオープンした[22]

展示面積57,000平方メートル[24]
批判「文化財返還問題」も参照

収蔵品には大英帝国時代の植民地から持ち込まれたものも多く、その殆どが独立した現在では、文化財保護の観点や宗教的理由から国外持ち出しが到底許可されないような貴重な遺物も少なくない。『パルテノン・スキャンダル?大英博物館の「略奪美術品」?』(ISBN 978-4-10-603540-1) などにも示されているが、しばしば収蔵品の返還運動も起こされている。

このような事情にも絡み、イギリス国内においても「泥棒博物館」や「強盗博物館」などと批判する人は少なくない。日本でも、作家の中野京子が、自著の中で「泥棒博物館」と名指しで批判している[25]

一方で、戦乱などによる破損や、管理されないための汚損または盗難などから保護されたこと、さらに大英博物館に一堂に会したことで研究が進んだという側面もある。たとえばパルテノン神殿の彫刻については、13世紀に神殿がキリスト教の教会に改装された時点ですでに散逸が始まっており、その後も継続的に手厚く保護されてきたわけではない。ギリシャ政府にとっての文化財保護の観点は比較的最近提起されたものであり、大英博物館による収集がそれまでの散逸に一定の歯止めをかけたともいえる。
遺物の破壊行為「エルギン・マーブル」も参照

古代ギリシアの遺物の多くは白色であるが、かつては鮮やかな彩色が施されていた[26]。劣化による脱色はもちろんだが、それ以上に1930年頃に行われた博物館職員の手による色の剥ぎ取りや博物館のスポンサーの初代デュヴィーン男爵ジョゼフ・デュヴィーン(英語版)(美術収集家・画商)の指示により表面は削られ、色も剥ぎ取られてしまった物が多かった。近年になり、このことが公表され調査によって一部の遺物から色素の痕跡が判明しCGなどで再現する試みも行われている。
所蔵品画像

著名な所蔵品の画像を地域別に示す[27]Category:大英博物館の収蔵品も参照
エジプト


ラムセス2世像、テーベ出土、エジプト第19王朝、紀元前1270年頃

猫のミイラ、アビドス出土、ローマ時代(紀元前30年以降)

ネブアメンの墓の壁画(沼地での狩猟)、紀元前1350年頃

ラムセス2世神殿の王名表、アビドス出土、紀元前1250年頃

アンダーソンの猫(バステト女神像)、新王国時代、紀元前600年以降


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