大物主神
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

事代主神の別名が大物主神であったと主張する研究者もいるが[2][3]、先述の異伝との比較・検証が必要である。
その他杉玉

明治初年の廃仏毀釈の際、旧来の本尊に替わって大物主を祭神とした例が多い。一例として、香川県仲多度郡琴平町金刀比羅宮は、近世まで神仏習合の寺社であり祭神について大物主、素戔嗚、金山彦と諸説あったが、明治の神仏分離に際して金毘羅三輪一体との言葉が残る大物主を正式な祭神とされた。明治の諸改革は王政復古をポリシーに掲げており、中世、近世の本尊は古代の神社登録資料にも沿う形で行われたので必ずしも出雲神への変更が的外れでなかった場合が多い。

日本酒造り酒屋では風習として杉玉を軒先に吊るすことがある。これは一つには、酒造りの神でもある大物主の神力が古来スギに宿るとされていたためといわれる。万葉集には次のような恋歌がある(巻4‐712)。

「味酒を 三輪の祝(はふり)が いはふ杉 手ふれし罪か 君に逢ひがたき」(作者:丹波大女娘子) 
脚注[脚注の使い方]^ 西宮一民「神名の釈義」『新潮日本古典集成 古事記』新潮社出版、2014年。
^ 宝賀寿男「長髄彦の抗戦」『古代氏族の研究F 三輪氏 大物主神の祭祀者』青垣出版、2015年
^ 村島秀次「「大物主神 = 事代主神」論」『歴史研究』618号、2014年。

関連項目

日本の神の一覧

大神神社 (曖昧さ回避)

三輪神社

美和神社

淤美豆奴神

外部リンク

『大物主神
』 - コトバンク

大物主神 - 神名データベース(國學院大學「古典文化学」事業)










神道
基礎

神道歴史

日本神話



日本の神の一覧

資料

古事記

日本書紀

風土記

古語拾遺

神社

神社

神社一覧

式内社

一宮

近代社格制度

別表神社

神社本庁

単立神社

祭祀と祭礼

祭祀

神楽

祝詞

大祓詞

関連用語

神道用語一覧

神仏習合

山岳信仰

民俗学

国学

国家神道

教派神道

神職



ポータル

ウィキプロジェクト

コモンズ

カテゴリ

典拠管理データベース: 国立図書館

イスラエル

アメリカ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:15 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef