大決戦!超ウルトラ8兄弟
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大決戦!超ウルトラ8兄弟
監督八木毅
脚本長谷川圭一
製作鈴木清
ナレーター石坂浩二
出演者長野博
音楽佐橋俊彦
主題歌V6
LIGHT IN YOUR HEART
撮影高橋創
編集松木朗
製作会社「大決戦!超ウルトラ8兄弟」製作委員会
配給松竹
公開

2008年9月13日

2010年7月22日

上映時間97分
製作国 日本
言語日本語
興行収入8億3,800万円[1]
前作ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟
次作大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE
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プロジェクト 映画

『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(だいけっせん ちょうウルトラはちきょうだい)は、2008年9月13日に全国松竹系映画館にて公開された円谷プロダクション製作の特撮映画作品。

キャッチコピーは「この世界を、僕が守る」。
概要

昭和ウルトラマンシリーズのオリジナルキャストが出演した前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の好評を受け、本作品ではさらに昭和ウルトラマンと平成ウルトラマンの共闘を描く[2]。タイトル通り、本編にはウルトラマンティガウルトラマンダイナウルトラマンガイアウルトラマンメビウス、初代ウルトラマンウルトラセブンウルトラマンジャックウルトラマンAの8体のウルトラ戦士からなる超ウルトラ8兄弟が登場する。当時はマルチバースの設定が確立される前だったため、いわゆる「平成シリーズ」である前3者と他の「光の国シリーズ」(『メビウス』含む)とは世界観が異なるためにこれまで相容れなかったが、今回はパラレルワールドという形で初の共演を果たしている。

本作品は横浜港開港150周年の前祝作品として製作され、それに併せて横浜が本編の舞台として設定されている[2]。横浜市が撮影に全面協力し、通常は映画などの撮影を許可していない横浜中華街横浜公園などでも特別に撮影が行われた[3][4]

ティガの起用について、プロデューサーの鈴木清は「ティガは多くの伝説と記憶を残した作品。ウルトラシリーズの総決算の作品を目指す」と語った。また、主演を務める長野博は『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』以来、8年ぶりにマドカ・ダイゴ=ティガを演じる。他にもアスカ・シン、高山我夢、ヒビノ・ミライ、そして前作に引き続き4兄弟の人間体もすべてオリジナルキャストが演じている。平成3部作の主人公が人間体で共演するのも本作品が初である[注釈 1]

本作品は「かつてウルトラシリーズがテレビで放映されていた世界に本物のウルトラマンが現れる」という、『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』と似た設定である。大きく違うのは、別の世界でウルトラマンとして戦った者たち(メビウスを除く)が普通の人間として暮らしている世界が舞台という点。テレビ本編でのヒロインたちもオリジナルキャストが演じており、彼らの妻や恋人として登場する他、かつて防衛隊員などを演じた俳優が多数カメオ出演している[2][5][注釈 2]。また、吉本多香美が演じるレナが実父の黒部進演じるハヤタの娘に設定されている他、女性キャラの娘役として実子が多数出演し[2]、『ガイア』での共演が縁で結ばれた高野八誠石田裕加里[注釈 3]夫妻も実子とともに夫婦役で出演。監督の八木毅は、佐原健二川地民夫木之元亮影丸茂樹石橋けいは脚本の時点で出演を前提とした当て書きだったと証言[6]。長野とムナカタ役の大滝明利を除く経済観光局・観光交流推進課の職員は、本物の横浜市役所の公務員が演じた。

登場怪獣・宇宙人は、舞台である横浜と縁のあるゲスラ、セブン最後の敵パンドン、「光の国シリーズ」の宇宙人の中でまだ再登場していなかったヒッポリト星人、主役である『ティガ』の怪獣シルバゴンゴルドラスが登場。

本作品より、本編・特撮の撮影方式が従来の35mmフィルム撮影からフィルムを一切使用しないパナソニックとのタイアップによるデジタル撮影のHD24Pハイビジョン)方式に切り替っており、ノンリニアで全ての編集を行い、CG場面を含めて完全なハイビジョン作品として仕上げられた[4]。特撮面では、ミニチュア特撮とCG双方に力が入れられている[2]

入場者プレゼントは、大怪獣バトルEX怪獣カード「ギガキマイラ」だった。親子ペア券、一般券、小人券を購入すると、「超ウルトラ8兄弟特製プラカップ」や大怪獣バトルEXスーパーコンボカード「ウルトラマンティガ」がプレゼントされた。

2022年現在、TBS系列局が製作に関わったのも、平成ウルトラシリーズ全般を指揮していた円谷一夫が製作に関わったのも、本作品が最後である。
制作経緯

前作『メビウス&兄弟』は前評判が好調であったことから、公開前の2006年夏の時点で次作品についての検討が始められた[4]。その中で、『メビウス&兄弟』では神戸とタイアップを行ったことが制作や宣伝に効果的であったことから、本作品では2009年に開港150周年を迎える横浜市を舞台とすることが提案され、2006年秋に映画製作が正式に決定された[4]

方向性が決まる以前には、ウルトラマンタロウを主役に『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』のタイトルで企画された[7]。長谷川圭一が執筆したプロットには、タロウの他にメビウスや本作品にも登場する4兄弟(ウルトラマン、セブン、ジャック、エース)、前作に登場しなかったウルトラの父ウルトラの母ウルトラマンレオアストラウルトラマン80ウルトラマンヒカリ、『メビウス』のレギュラー(CREW GUYSのメンバー)、そして成人している設定で『ウルトラマン』のホシノ・イサム、『帰ってきたウルトラマン』の坂田次郎、『ウルトラマンA』の梅津ダン、『ウルトラマンタロウ』の白鳥健一が登場[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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