『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』でフラーケン役の中田譲治は演じるにあたって、「オリジナルのときは大木民夫さんがやっていたので、光栄だなと思ったんです。」と述べている[45]。
訃報が発表された際には、長年活動し数多くの作品に出演したことから、さまざまな世代の多くの声優や制作スタッフがブログやTwitterで追悼のコメントを寄せている。 阪脩とは『攻殻機動隊』の荒巻大輔役や『ジョジョの奇妙な冒険』のトンペティ役、『コマンドー』のカービー将軍役など、同一の役を演じる機会が多い。『攻殻機動隊』に関しては、音響監督の若林和弘が「劇場版のとき(大木が演じた荒巻)は、もうすぐ定年でパワーが落ちてきている方向だったが、テレビアニメ版(阪が演じた荒巻)は現役バリバリという方向だったため」と大木と阪の起用の違いを述べている[46]。なお、テレビアニメ版で大木は『S.A.C. 2nd GiG』の18話に出演、主人公の素子とバトーが参加したチームの指揮官ローランドを演じた。他にも久米明(ハンフリー・ボガートの吹き替え、『ダラス』のジョン・ロス・ユーイング役、『タイタニック』のE・J・スミス船長役など)や川久保潔(『ロードス島戦記』のウォート役、『ポリスアカデミー』のエリック・ラサール校長役、『小さな恋のメロディ』の校長先生役など)とも同一の役を演じることがある。 千葉耕市とはラジオ東京放送劇団以来の友人であり、千葉の死後に『勇者王ガオガイガーFINAL』でペイ・ラ・カイン役を引き継いでいる。また、晩年は同年代の故人となった声優の持ち役を引き継ぐ機会が多く、前任者と作品は以下の通りである。 前任役名作品大木の初出演担当年 スター・ウォーズシリーズとハリー・ポッターシリーズでは、映画の吹き替えとゲームで逆の立場の人物を担当している。スター・ウォーズシリーズでは、映画は初代デス・スターの司令官グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(ソフト版・日本テレビ新録版)と銀河帝国 の皇帝(EP5:日本テレビ版)を、ゲームはジェダイの騎士であるオビ=ワン・ケノービ を演じた。ハリー・ポッターシリーズでは、ゲームはホグワーツ魔法魔術学校の校長アルバス・ダンブルドアを[注 3]、映画はかつての闇の魔法使いでダンブルドアに倒されたゲラート・グリンデルバルドを演じた。 ナレーションの仕事も多い大木だが、アニメ『砂ぼうず』にてナレーションを担当した際はその文に戸惑いがあったといい、初回のとある話数のアフレコ終了後「こんなバカなナレーションでいいんでしょうか……?」と不安そうに監督につぶやいたこともあったという(これに対し監督は「おバカアニメですから……。
エピソード
千葉耕市ペイ・ラ・カイン『勇者王ガオガイガーFINAL』FINAL.062002年
宮内幸平アルムおんじ『アルプスの少女ハイジ』チューリッヒ自動車保険のCM2006年
早野寿郎アントン・カリディアン『宇宙大作戦 殺人鬼コドス』デジタルリマスター版追加録音部分2008年
高塔正翁エイルボーン『宇宙大作戦 クリンゴン帝国の侵略』
寺島幹夫ザリス『宇宙大作戦 惑星アルギリスの殺人鬼』
宮川洋一オデイン『宇宙大作戦 長寿惑星ギデオンの苦悩』
青野武雨柳堂主人『雨柳堂夢咄』モーションコミック版2010年
北村弘一ヤギ画伯『それいけ!アンパンマン』2012年
柏崎念至『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 新京都編』
家弓家正サルマン[注 2]「ホビット三部作」『ホビット 決戦のゆくえ』2014年
出演作品に関して