大手町タワー地下階は、地下鉄5路線が交差する大手町駅がある地下街と直結しており[4]、その機能の強化という面もある[11]。アマンリゾーツグループのホテル「アマン東京(AMAN TOKYO)が6つのフロアに入居し[12]、2014年(平成26年)12月22日に一部開業することになった[13][14]。
2016年には、大手町タワーと大手町の森(後述)が第57回BCS賞を受賞した[4]。
大手町の森アメリカ同時多発テロ事件で犠牲となった富士銀行職員の慰霊碑(奥)と献花台(手前)
大手町タワー西側にある[2]大手町フィナンシャルセンターの跡地には「大手町の森」と呼ばれる雑木林が2013年8月にかけて人工的に造られた[15][6]。面積は約3,600m2で、ヒートアイランド現象の緩和を目的としたの緑地として整備された[16]。
この緑地には、約2mの厚さで[2]千葉県で育成された森が土壌ごと移植され[17]、コナラやケヤキなど広葉樹を含めて[2]大小様々な樹木だけでなくその下に草本類が植えて生物多様性を配慮している[18]。君津市から移植した200本余りの高木などが植樹されている[19][20]。
この緑地には、アメリカ同時多発テロ事件で犠牲となった富士銀行職員のための慰霊碑が建立されている[21]。元々この慰霊碑は、みずほ銀行大手町本部ビル(旧富士銀行本店ビル)に設置されていた[22][23]。東京芸術大学美術学部教授を務めた山本正道により制作されたブロンズ像『追憶』に加え、ニューヨーク市消防本部から寄贈された世界貿易センタービルの鉄骨の一部が安置されていた[22][23]。しかし、大手町タワーの建設をはじめとする再開発に伴い、みずほ銀行大手町本部ビルが取り壊されることになった[24][25]。そのため、みずほ銀行の支店等が入居する丸の内二丁目ビルに、一時移転していた[24][25][26]。その後、大手町タワー、および、大手町の森が完成したことから、再びこの地に移設された[27]。富士銀行の流れを汲むみずほフィナンシャルグループでは、毎年この慰霊碑の前に献花台を設置している[28]。また、在日本アメリカ合衆国大使館の関係者らも、折にふれ献花するのが恒例となっている[26][28]。
大手町タワーと大手町の森の紹介
大手町タワーのOOTEMORI (オーテモリ)
東京メトロ東西線へ進む
大手町タワー地下2階 Shops&Restaurants 01
大手町タワー地下2階 Shops&Restaurants 02
大手町の森
大手町の森(左側に石垣と歩道が見える)
大手町タワーとファーストスクエアの境界
大手町の森に連なるサンクンガーデン
脚注[脚注の使い方]^ a b c d e f g h i j k l m n o 「東京建物、大成建設/大手町タワー(東京都千代田区)が全体竣工/緑化空間整備」『日刊建設工業新聞』2014年5月2日
^ a b c d e 「みずほ銀行大手町本部ビル、39階建てビルに再開発・東京建物」『日本経済新聞』2007年5月25日
^ a b c d e f 「大手町タワー」がダブル受賞 大成建設設計本部(2016年7月)2024年2月13日閲覧