学測は、受験生を0.1点の単位で点数付けを行うものではないため、点数をそのまま成績とする方式ではなく、各科目を15段階(級)に区分する「級分制」を採用している。学測は5教科あるため、全体としては最高で75段階の評価となる。定義として、まず得点が0点の者が0級分となる。言い換えれば、1点でも取得すれば0級分にはならないことになる。1点以上の点数の級への換算は、まず上位1%の受験生(小数点以下切り上げ)の平均点数を15で割り(小数点以下第3位を四捨五入)、この点数を各級の幅と定義する。前述の通り、まず0点の者を0級とし、以降は先ほど求めた級の幅ごとに1級分、2級分と定め、最高を15級分とする。 ある年の学測受験者が161,567人で、100点満点の試験を行った場合、級分の決め方は以下のようになる。 上記の「級分制」のほかに、受験者の人数分布を基にした評価の目安もある。全受験者のうち下位から一定の割合の人数となる得点に、以下の名称がつけられている。 2006年1月22日に行われた学測の国語の試験第二部の問1において「orz(「3Q得Orz」、出題者による正解は「感謝得五体投地」)」の語の意味を問う問題が出された。( ⇒参考:実際の問題用紙(PDFファイル、第6項に該当の記述がある。))これに対して、受験生からは多くの批判が寄せられた。
級分けの例
受験生の上位1%にあたる人数を求めると、161,567/100=1,616人(小数点以下切り上げのため)となるため、上位1,616人の点数の総和を求める。この点数の総和が151,497点であったとする。
次にこの上位1%の平均点を求め、さらにこれを15で割ると、(151,497/1,616)/15=6.25点(小数点以下第3位を四捨五入)となるため、これが級区分の幅となる。
実際に点数を級区分にあてはめる際には、まず0点の者を0級分とする。
その後、2.で求めた幅ごとに、0.01点?6.25点を1級分、6.26点?12.50点を2級分と級分けを行い、81.26点?87.50点が14級分となる。
最上級の15級分については14級分よりも高い点数の者全員となるため、この場合は87.51点以上が全員15級分となる。
別の評価方法
頂標:全受験者のうち下位から88%にあたる成績
前標:全受験者のうち下位から75%にあたる成績
均標:全受験者のうち下位から50%にあたる成績
後標:全受験者のうち下位から25%にあたる成績
底標:全受験者のうち下位から12%にあたる成績
アスキーアート
関連項目
中国・全国普通高等学校招生入学考試(高考)
韓国・大学修学能力試験(修能)
日本・大学入学共通テスト
アメリカ・大学進学適性試験
外部リンク
「財団法人大学入学考試中心」公式サイト(繁体字中国語)
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