大奥(秘)物語
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}本来の表記は「大奥㊙物語」です。この記事に付けられたページ名は技術的な制限または記事名の制約により不正確なものとなっています。

大奥㊙物語
監督中島貞夫
脚本国弘威雄
掛札昌裕
佐治乾
金子武郎
出演者佐久間良子
藤純子
岸田今日子
音楽鏑木創
撮影吉田貞次
編集神田忠男
配給東映
公開 1967年7月30日
上映時間90分
製作国 日本
言語日本語
次作続大奥(秘)物語
テンプレートを表示

『大奥㊙物語』[1](おおおくまるひものがたり)は、1967年日本映画東映製作。主演・佐久間良子藤純子岸田今日子。監督・中島貞夫R-18(成人映画)指定作品。
概要

江戸城大奥を舞台に、女たちの戦いを3部構成で描く[2]

「大奥」とタイトルに冠された最初の映像作品であり[2][3]オムニバス形式で主演級を女優で固めた点や[3][4]ナレーターが大奥を説明しながら話が展開するスタイルが[3]、今日続く大奥もの(大奥に関する作品の一覧)や「女性時代劇」の実質的元祖となった作品である[2][3][5][6][7][8][9]。大奥という閉鎖された世界のドロドロとした人間ドラマは、男性上位の時代劇史の中でも特筆すべき女性路線の企画であった[2][10]。1967年度の日本映画配給収入でベストテン10位の大ヒットを記録[11]、東映としても久しぶりの時代劇の大ヒットとなった[10]。本作はふんだんにエロチシズムを取り入れた作品であるが[4]、翌1968年に本作をベースにエロ要素を薄め、硬い内容にして制作されたテレビドラマ大奥』(関西テレビ)も大ヒットした[8]。以降、テレビドラマや演劇では"硬い大奥もの"が、映画やAVなどではエロい大奥ものが多数制作された[5][6][8]。『大奥㊙物語』は、二つの源流になった作品である。
あらすじ

第1部

時は、六代将軍・
徳川家宣の時代。家宣側室・おこんおすめの対立が激しい中、おこんの元に、大名の娘・おふさとその女中おみのがやって来る。しかしそんな中、家宣は、おふさではなくおみのを夜伽に相手に指名してしまう。

第2部

将軍と夜伽の相手を監視する添い寝役を仰せつかった御年寄・浦尾の部屋子・篠の井。現場を見せつけられた篠の井は、欲求不満で頭がパンパンになってしまう。そんな中、浦尾と篠の井は、同性愛の関係になってしまう。

第3部

3年の奉公を終えようとする上臈御年寄・飛鳥井の部屋子・おちせ。おちせは大奥を辞めた後、恋人・長吉と結婚するのが夢。だが、家宣はおちせを夜伽の相手に指名してしまう。一生大奥から出られないことが分かったおちせの元に、飛鳥井がある作戦を持ってくる。

出演

おちせ(飛鳥井付部屋子):
佐久間良子(第3部)

おみの(おふさ付部屋子→家宣側室):藤純子)(第1部)

浦尾(御年寄):岸田今日子(第2部) ※第1部でカメオ出演

飛鳥井(上臈御年寄):岩崎加根子(第1、3部)

おすめ(家宣側室、二のお部屋様):久保菜穂子(第1部)

おこん(家宣側室、一のお部屋様):宮園純子(第1部)

たみ(長吉の姉):坂本スミ子(第3部)

篠の井(浦尾付部屋子→家宣側室):小川知子(第2部)

斎の局(中臈):三島ゆり子(第1部)

おふさ(おこん付部屋方):萩玲子(第1部)

玉岡(筆頭御年寄(第1部)→隠居(第2、3部)):中村芳子(第1、2、3部)

御広敷役人:有川正治(第1部)

御典医:村居京之輔(第2部)

伊賀者二:西田良(第3部)

伊賀者一:結城哲也(第3部)

男:小山田良樹(第1部)

部屋子二:崎山陽要(第2部)

部屋子一:波千鶴(第2部)

タモン:小島恵子(第3部)

仲居:岡田千代(第2部)

おゆき:三浦徳子(第1部)

おまき:沢淑子(第1部)

磯川(御年寄):国友和歌子(第1、2、3部)

女中一:服部三千代(第3部)

部屋子:司みのり(第3部)

林昌子

兼秀子

女中二:北口千春(第3部)

御次:千葉淑子(第3部)

稲村理恵

御火の番:林三恵(第1部)

茶屋の女:丸平峰子(第3部)

老婆:金森あさの(第1部)

都賀静子

煕子(御台所):星野美恵子(第1部)

御伽坊主:日高綾子(第2部)

徳川家宣(六代将軍):高橋昌也(第1、2、3部)

長吉(おちせの恋人):村井国夫(第3部)

ナレーター:渡辺美佐子

松島(御客会釈(第1部)→筆頭御年寄(第2、3部)):山田五十鈴東宝)(第1、2、3部)

スタッフ

脚本:金子武郎
、掛札昌裕(第1部)、国弘威雄(第2部)、佐治乾(第3部)[5] 

企画:岡田茂、翁長孝雄、松平乗道

監督:中島貞夫

キャッチコピー

髪がくずれます 裾がみだれます 帯がほどけます…上様その手を離して下さいませ


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:112 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef