大原麗子
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輝いて大輪の花を咲かせて生ききった方だと思う」と大原を讃えている[36]

ケラリーノ・サンドロヴィッチも自身のブログで「20代後半に難病指定のギランバレエ症候郡〔ママ〕に侵されて以来、表には出さなかったが、常に死を意識していただろう大原さんの、30代の頃のいくつかのインタビューを見ると、彼女がとっくに覚悟を決めていたことがわかる。」とし、森進一との離婚以来「30年近く独り身を通したことからも、大原さんの、『ひとりで』女優という生き方をまっとうし病気と闘う生き方への美学が伝わってくるし、それは大原さん自身の選択だ」、「すべてを達成して満足の果てに死んでゆく人間なぞ滅多にいないのだとすれば、大原麗子さんの生き様は素晴らしかったに違いなく、あの最期は「理想的」とは言わないまでも、決して彼女にとって悲しむべき終わりではなかった」と思う、としている[37]

大原自身も自らの仕事への姿勢について、男はつらいよシリーズの出演作『男はつらいよ 寅次郎真実一路』の会見で「最近は遺作だなと思ってやってるの。いつ死んでもいいと。自分らしく自由に生きたい。仕事は限界のない自己闘争。心も体も自由に」と述べていた[36]
世田谷区の自宅について

森進一と離婚した2年後の1986年世田谷区岡本3丁目に150坪・床面積260平方メートル・3億円の豪邸を建て、68歳の母と一緒に暮らし始めた。この地に家を建てたのは、憧れの人物・高倉健の自宅に近かったからとのこと。子供の頃苦労して育ったため、働いて立派な家を建てることは長年の夢だったという。

仕事が少なくなったため住んでいた世田谷区の豪邸の維持費(固定資産税・年間89万円、光熱費・毎月数万円など)に苦しんだ大原は、貴金属を売って維持費をつくるようになった。

2009年3月頃、長年同居してきた介護が必要な91歳の母を介護施設に預け、一人暮らしを始めた。大原は自宅を売却してマンションへ引っ越すことを考えていたが、高額であるためなかなか買い手がみつからなかった。

大原が亡くなった後の2015年10月、弟が管理していた大原の豪邸が2億5千万円で売却された。高額であるため、大原の死後6年間買い手がなかった物件だった。売却された豪邸は2019年現在取り壊され、別の建物が建っている。
その他

麻雀好きで、徹夜で打つこともあった。

子供に恵まれなかったため弟の息子(甥)をとても可愛がり、甥が書いた絵を額に入れて飾っていた。甥と月に一、二回は一緒に食事をしていた。
出演
テレビドラマ

幸福試験
(1964年 - 1965年、NHK

青春ホームドラマ / チコといっしょに (1965年、NTV

弁慶 (1965年10月 - 1966年3月、NTV)

素浪人 月影兵庫 第1シリーズ 第12話「赤い渦が捲いていた」(1966年、NET・東映) - お里 役

刑事さん 第1シリーズ 第4話「羽田発五一七便」(1967年、NET・東映)

とく妻さん (1967年、NTV・東映)

こりゃまた結構 (1967年、TBS)

銭形平次CX・東映)

第81話「質札の娘」(1967年) - おみね 役

第192話「春の風来坊」(1970年) - お峰 役


平四郎危機一発 第12話(1967年、TBS

日産スター劇場 (NTV)

除夜の鐘よバラ色に鳴れ (1967年12月30日)

おじゃまさま 第3話 (1968年)


愛妻くんこんばんは 第14回「分割払いの愛」(1968年1月7日、TBS・日活

大河ドラマ (NHK)

竜馬がゆく (1968年) - 喜勢 役

勝海舟 (1974年) - 梶久 役

獅子の時代 (1980年) - もん 役

山河燃ゆ (1984年) - 三島典子 役

春日局 (1989年) - おふく

徳川慶喜 (1998年) - れん(ナレーション兼任)


泣いてたまるか 第71話「ひとりで乾杯!」(1968年1月28日、TBS・国際放映

ナショナル劇場(TBS)

顎十郎捕物帳 (1968年) - 森川花世 役

S・Hは恋のイニシァル (1969年)


あひるヶ丘77 (1968年、CX・東映)

連続カラーテレビ映画 / 泥棒育ちドロボーイ 第5・10 - 13話 (1968年、NTV)

ポーラテレビ小説 / 三人の母 (1968年 - 1969年、TBS) - 弓子 役

五人の野武士 第15話「剣豪 故郷へ行く」(1969年、NTV・三船プロダクション) - おのぶ 役

守ルモ攻メルモ (1969年、TBS)

仇討ち 第20話「夫婦剣法」(1969年2月12日、TBS・東京映画

あゝ忠臣蔵 (1969年、KTV・東映) - 俵星玄蕃の妹・しの 役

なんでも引きうけ候 第12話(1969年、MBS

ごちそうさん (1969年、KTV) - 主演・古谷マキ 役

鞍馬天狗 (1969年、NHK)

大坂城の女 (1970年、KTV・東映) - 秀吉の側室・香の前 役

独身のスキャット (1970年、TBS・円谷プロダクション) - あやめ 役

青春太閤記 いまにみておれ! (1970年、NTV・歌舞伎座テレビ室) - ねね 役


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