『週刊文春』によれば、2005年5月の政府財政制度等審議会財政制度分科会の合同部会における渡邉恒雄による『福岡県の田川郡は暴力団の町だ』との発言が生まれた背景にあるのは主にこの町のこうした状況のことであり、この発言はこの町のことを主に指しているとしている[17]。
2017年にはハリウッドの泥棒映画『オーシャンズ11』シリーズをイメージした観光PRパンフレット「ヤバイぜ!おおとう町」を作り[18]、第4回ふるさとパンフレット大賞で優秀賞を受けた[19]。 大任町長の永原譲二は、大任町を含む田川地区のごみ処理施設建設事業を行う「田川郡東部環境衛生施設組合」の組合長でもある。この施設の建設費について情報公開が不十分であると指摘する田川市議会議員に、永原はいくつかの抗議を行っている。 現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 町内には鉄道路線は通っていない。隣接する市町村にある田川伊田駅(田川市)・勾金駅(香春町)・柿下温泉口駅・添田駅・赤駅などが最寄り鉄道駅となる。ただし町へのバスが発着する駅は田川伊田駅のみである。 1915年から1985年までは香春駅(香春町)と添田駅(添田町)を結ぶ添田線が通っており、町内に大任駅・今任駅の2駅があった。ほかに、大任駅を経由し油須原駅(赤村)と豊前川崎駅を結ぶ油須原線が計画・建設されたが、1980年に工事が凍結され開業することなく終わった。町の南端部には同線の一部として建設された彦山川橋梁が現在でも残っている。 2011年4月1日よりコミュニティバスが運行されている。彦山川右岸部の県道34・52号線、左岸付近の県道453号線を通り、町内各集落と町役場・レインボーホールなどの施設、また町の最寄り鉄道駅である田川伊田駅との間を結ぶ。全区間無料で、利用者の限定はなく年中無休で運行し、誰でも利用できる。 ほかに町内各地と添田駅を巡回する町内巡回バスがあるが、町民以外は利用できない。 かつては西鉄バス(西鉄バス筑豊)が大任町内各地に路線バスを運行していたが、2011年3月31日限りで大任町の県道34・52号線を経由し田川市と添田町を結ぶ路線が廃止された(翌日より上記コミュニティバスに代替)のを最後にすべての路線が消滅した。
田川地区のごみ処理施設建設に関して
2022年4月、市議の香月隆一らが情報公開の成り立ちや意義を学ぶ勉強会を開催したところ、永原らが市議に謝罪を要求する文書を送付した。市議は内容について「読んだ瞬間に、強要罪にあたるんじゃないか」と思ったという。また勉強会の講師だった「市民オンブズマン福岡」代表幹事の児嶋研二は「講演の内容について具体的に何も示さずに(中略)クレームをつけてきたのは初めて」「情報公開について考えようという集会自体にクレームをつけるというのは、『表現の自由を保障すべき』という憲法に違反することだ」と語った[20]。
2018年には、市議3人が事業内容の詳細を田川市の執行部に質問したところ、大任町の町長である永原らから「私や大任町議会に対する侮辱、人権侵害、印象操作などの発言がある」とする抗議文が届いた。この抗議に田川市議会は事実誤認もあるとして議長名で永原に「反省」を求めた。すると永原は田川市議会を訪れ議員らに「そこで言うたことは責任とらんか。一番いい落とし所は、3人が3人バッジ外すわけにはいかんけ、高瀬議員あんたが責任取って、どうせ来年4月は選挙やけんが。一回どこかでけじめをつけないかん。バッジもっていかな」と脅しとも取れる発言をした。同市議の佐藤俊一は「基本的には脅迫ですよね。ゴミ処理施設等に関わればこういうのが来る」と取材に答えている[20]。
なお、2023年4月まで田川市長だった二場公人は永原の義理の弟である[21]。
RKB毎日放送は、2023年に行われた田川市長選挙に、田川市議の村上卓哉が立候補した理由について、永原が市政に介入していることへの反発が背景にあると報じた。ごみ処理施設問題を議論する田川市議会の委員会を、永原は二場の後ろで傍聴していたという[21]。
地域
人口
大任町と全国の年齢別人口分布(2005年)大任町の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 大任町
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
大任町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より
教育
小・中学校
大任町立
大任中学校
大任小学校
今任小学校
地名
今任原
池本、柿原町営住宅、上今任、上峰、桑原、皿山、下今任、玉川、道善、日豊、富士見ケ丘、不動、峰、向田
大行事
秋永、安高、梅田、大峰、小林、柿原、上元松、熊本、幸神町、小峰、島台、下伊原、下元松、成光、成光町営住宅、西白土、根床、灰ノ木、万才町、東伊原、東白土、東白土団地、福田、森山、安永
経済
出典検索?: "大任町"
産業
他の筑豊の市町村と同様、かつては炭鉱が町の経済を支えていたが現在ではすべて閉山しており、跡地を工業団地として再利用することで再生を図っている。
町を南北に縦断する彦山川ではしじみが自生しており、町では「しじみ育成保護条例」を制定して保護にあたっている。町はしじみを環境保護と町おこしのシンボルとしており[22]、町のキャッチフレーズを「花としじみの里」[23]と定めるほか、町のマスコットキャラクターとして「しじみの大ちゃん・花ちゃん」が活動している[24]。
国道322号線に隣接する道の駅おおとう桜街道が2010年10月にオープンした。
交通
出典検索?: "大任町"
空港
最寄り空港は福岡空港・北九州空港。
鉄道
バス路線
伊田駅 - 下今任 - 今任 - 六本松 - 上今任 - 海洋センター - 役場口 - 梅田 - 大行事橋 - 小林 - 福田 - 西白土 - 秋永 - 島台 - 安永 - 狐塚