世界三大夜景 「視点の位置」や「見る対象物」、「夜景が放つ色彩」などによって様々な分類が可能である。 日本は世界的に見て、非常に夜景人気が高い国である。理由として考えられるのは、以下の3つである。 無論、海外にも「夜景を見る」という行為は存在するし、建造物のライトアップが行われている日本以外の都市も多い。しかし、日本のように「夜景を見る」という行為が人の行動の主目的になることは日本以外では珍しい。夜景を観光資源にしている自治体や、夜景を売りにしたレストランやホテルが多いのも日本の特徴である。 日本には日本三大夜景と呼ばれる夜景が存在する。「六甲山(摩耶山)・掬星台から見る神戸市・阪神間・大阪の夜景」 「函館山から見る函館市の夜景」「稲佐山から見る長崎市の夜景」が日本三大夜景とされている。1960年代には既にこの表現は使われていたとされ、海と山に挟まれた都市部というコントラストの強さと、山にロープウェイで気軽に登れることが共通点である3都市が日本三大夜景と呼ばれるようになり、それが定着した。しかし最近は環境意識が高まりこれらの都市でも夜景というよりも光害と揶揄されることが多い。「100万ドルの夜景」という言葉は、1953年に電力会社幹部が神戸の夜景について「六甲山から見た神戸の電灯の電気代」に絡めて命名したのがきっかけである(当時は1ドル=360円の固定相場だった)。その後、変動相場制への移行により円高が加速したことや世帯数の増加による電気代の高騰などに伴い、神戸市では1桁繰り上がった「1000万ドルの夜景」という言葉が使われるようになった[9]。2005年に六甲摩耶鉄道が「掬星台から見た市町で1日に消費される電気代」を計算すると、1ドル=110円換算で1000万ドルを超えると算出された[10]。 日本で1990年代に入り夜景人気が高まった[要出典]のは、バブル景気と大きな関係がある。バブル時に建設がスタートしたプロジェクトが1990年代中期 - 後期に次々と完成。梅田スカイビルや天王洲アイル、明石海峡大橋やレインボーブリッジなどがこの時期に建設された。一般的には都市の広い範囲が視野に収められるような高い視点からの景観が注目されるが、函館、長崎、神戸などのものは港町や歴史的町並みなどの独特の風情のものである。また最近では夜景を得るために、ライトアップなどの手法も活用されている。
香港の夜景(中国)
函館の夜景(日本)
ナポリの夜景(イタリア)
都市夜景
都市夜景の分類
視点の位置による分類:大きく「見下ろす夜景」と「見上げる夜景」の2つに分けられる。
見る対象物による分類:「建築物夜景」「湾岸夜景」「埠頭夜景」「空港夜景」「郊外夜景」「工場夜景(cf. 工場萌え)」など。「夜桜」もこの方法による分類の一つと言えるであろう。
夜景が放つ色彩による分類:代表的な夜景の色は「赤」「オレンジ」「緑」「青」「紫」「白」の6つ。それぞれの色によって見た人に与える印象や心理的効果が大きく異なる。
世界都市夜景の探訪
上海の夜景
マカオの夜景
シンガポールの夜景
ドバイの夜景
モナコの夜景
ラスベガスの夜景
日本における都市夜景
人口密度の高さ:建物が密集している。
地形:山が多い地形のため、街並みを上から見下ろせる。
治安の良さ:夜の時間帯でも、人気のない山や埠頭に行きやすい。