カリブ海は、カリブ諸島(西インド諸島)、フランスやオランダではアンティル諸島とよばれる多島海である。アメリカのフロリダ半島南端、および、メキシコのユカタン半島東端から、ベネズエラの北西部沿岸にかけて、少なくとも7000の島、小島、岩礁、珊瑚礁がカーブを描くようにして連なる。
西インド諸島は、次のいくつかの諸島に分けられる。
バハマ諸島 - 約700の島がある。うち、30の島が有人島。
アンティル諸島
大アンティル諸島 - キューバからプエルトリコにかけての比較的大きな島々の東西の連なり。
小アンティル諸島 - 大アンティル諸島の東端から南アメリカ大陸にかけての比較的小さな島々の連なり。
リーワード諸島 - 小アンティル諸島の北側の島々。
ウィンドワード諸島 - 小アンティル諸島の南側の島々。
リーワード・アンティル諸島 - 小アンティル諸島の南西に位置し、ベネズエラ沖にある島々。
日本松島瀬戸内海九十九島
日本も多島海国家である。日本の領土はすべて島から成っており、14,125の島々で構成される島国である[注 1]。
ここでは多島海景観で有名なものを挙げる。 フィリピンは、大小合わせて7,109の島々から構成される多島海国家である。 インドネシアは、多数の島嶼を抱え、大小の18,110もの島々により構成される。
松島湾
三河湾
英虞湾(伊勢志摩国立公園)
瀬戸内海
備讃瀬戸
宇和海
浅茅湾(壱岐対馬国定公園)
いろは島(玄海国定公園)
西海国立公園
九十九島地域
平戸・生月地域
五島列島地域
天草(雲仙天草国立公園)
琉球諸島
フィリピン
ルソン島
ヴィサヤス諸島
ミンダナオ島
スールー諸島
南沙諸島(スプラトリー諸島) - ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、中華民国(台湾)、中華人民共和国が領有権を主張し、領有権問題を抱える。
インドネシア
スマトラ島
ジャワ島
カリマンタン島(マレーシア側の呼称はボルネオ島)
スラウェシ島(旧称セレベス島)
バリ島
ロンボク島
スンバワ島
コモド島
フローレス島
ハルマヘラ島
テルナテ島
ティモール島
モルッカ諸島(マルク諸島)
クラカタウ島
ニューギニア島 - 西側半分がインドネシア領。インドネシア国内では「パプア」「イリアン」と呼ばれる。
ビンタン島
その他
チリのパタゴニア地方沿岸にも多島海地域がある[8]。
韓国の全羅南道沿海部には多島海海上国立公園がある。
ニュージーランドは北島と南島の2つの主要な島と多くの小さな島々で構成される。
スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、カナダ等の北極圏にある国は、海岸線にフィヨルドからなる多数の島々をもつ。