外国語と母語双方の高度な運用能力を有し、異文化・多様性を理解し、様々な背景を持つ人々と協調し、複雑化した課題に取り組める人材[39][40] 「異文化を五感で感じる」「自らがマイノリティになる」など有益な学びを得られる機会として、本学部を持つ大学の多くが、学生の海外留学支援に力を入れている。国際教養学部同様に、半年?1年の留学を必須としている大学も多い (関西大学、麗澤大学、帝京大学、目白大学など)。これらのケースでは各大学への授業料とは別途に留学費用が必要となる。
国際職業人
国際的に展開する企業、外交官などの国家公務員、翻訳・通訳、観光・運輸関係の企業、文化事業の企画に関わる職業、外国語教育・日本語教育に関わる職業、新聞社・放送局などのマスメディア、国際機関や国際的NGOなど[41]
高度な外国語運用能力を駆使した言語・地域に関する研究者[42]。
外務省専門職員
対象地域の言語・文化・経済・条約等のスペシャリストであり、第一に「高い語学力」更に「総合的な資質(文化・宗教など社会的背景・価値観が異なる人々とも交渉できるコミュニケーション能力など)」が求められ、本学の学びと直結している職業であるとされる[43]。実際に本学部出身者が多い[44]。
留学
その一方で、「留学は限られた学生にのみ可能な選択肢。留学しなくても学生生活の中で、高度な語学力や国際的視点を養える環境作りを行うべき[45]」(獨協大学)とし、正課教育や学内環境の充実に努める大学や、「語学は留学しなくても可能」とした上で、日本で学ぶメリットなどと共に「あえて留学しない選択[46]」(上智大学)も提示している大学もある。