グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の夏至は表のとおり[3][4][5]。
365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(夏至は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。1904年 - 2055年には6月21日か6月22日だが、1903年(過去に1度のみ)は6月23日で、2056年からは6月20日もある。
年年を4で割った余り確定困難な(日を跨ぐ)年
0123真夜中の前後10分
1583年 - 1603年21日22日22日22日
1604年 - 1635年21日21日22日22日1605(21-22日),
1636年 - 1663年21日21日21日22日
1664年 - 1695年21日21日21日21日
1696年 - 1699年20日21日21日21日
1700年 - 1723年21日22日22日22日
1724年 - 1755年21日21日22日22日1725(21-22日), 1754(21-22日),
1756年 - 1783年21日21日21日22日
1784年 - 1799年21日21日21日21日
1800年 - 1815年22日22日22日22日
1816年 - 1843年21日22日22日22日
1844年 - 1875年21日21日22日22日1874(21-22日),
1876年 - 1899年21日21日21日22日
1900年 - 1903年22日22日22日23日1903(22-23日),
1904年 - 1935年22日22日22日22日
1936年 - 1963年21日22日22日22日
1964年 - 1991年21日21日22日22日1965(21-22日),
1992年 - 2019年21日21日21日22日
2020年 - 2055年21日21日21日21日2023(21-22日),
2056年 - 2083年20日21日21日21日
2084年 - 2099年20日20日21日21日
2100年 - 2111年21日21日22日22日
2112年 - 2139年21日21日21日22日
2140年 - 2175年21日21日21日21日2172(20-21日),
2176年 - 2199年20日21日21日21日
2200年 - 2203年21日22日22日22日2201(21-22日),
2204年 - 2231年21日21日22日22日
2232年 - 2259年21日21日21日22日
2260年 - 2291年21日21日21日21日2263(21-22日),
2292年 - 2299年20日21日21日21日
2300年 - 2319年21日22日22日22日
2320年 - 2351年21日21日22日22日2321(21-22日), 2350(21-22日),
2352年 - 2379年21日21日21日22日
2380年 - 2399年21日21日21日21日
天文太陽の動き
春分から秋分までの間、北半球では太陽は真東からやや北寄りの方角から上り、真西からやや北寄りの方角に沈む。夏至の日にはこの日の出(日出)・日の入り(日没)の方角が最も北寄りになる。また、北回帰線上の観測者から見ると、夏至の日の太陽は正午に天頂を通過する。夏至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で白夜となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で極夜となる。
なお、1年で日の出の時刻が最も早い日および日の入りの時刻が最も遅い日それぞれと、夏至の日は一致しない。日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前ごろであり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後ごろである。
また、南半球では昼と夜の長さの関係が北半球と逆転するため、天文学的な夏至とは別に、慣習的に「1年中で一番昼が長く夜が短い日」のことを夏至と呼ぶことがある。すなわち、南半球が慣習的な意味での夏至を迎える日は天文学上は冬至の日に当たる。 北半球では、性欲をかきたてる日とされており、スウェーデンの民俗学者によると、夏至を祝うミッドサマーの祝日から9ヶ月後に生まれる子供が多いという。ギリシャ北部では、未婚女性がイチジクの木の下に自分の持ち物を置くと、夏至の魔法により将来の夫の夢を見るという伝承がある。ポーランドではスラブ民族の祝日、「イワン・クパラの日」の夜には、人々が恋に落ちるという言い伝えがある。イギリスのストーンヘンジでの夏至祭りは、ドルイド教に由来し、男性神、女性神の出会いを祝う意味があると言われている[6]。シェイクスピアの夏の夜の夢もこういった恋に狂乱する人々をテーマにしている。
風習