オリンピック夏季大会競技団体連合(ASOIF)に国際競技連盟(IF)が加盟している競技が正式競技とされ、本大会の7年前の国際オリンピック委員会(IOC)総会で最終決定する。競技数の上限は28である。競技・種目数は一貫して増え続け、2000年のシドニー五輪では28競技・300種目に達したことから五輪の肥大化が問題視され、2012年のロンドン五輪では野球とソフトボールが外され、26競技・302種目に減らされた[注 16]。2007年には中核競技制度が導入され、2016年のリオデジャネイロ五輪ではロンドンで実施された26競技(2020年大会では25競技)は除外されない。リオ大会ではゴルフとラグビー(7人制)が加わり、28競技で実施された[16]。 IOCは、夏季オリンピック競技を人気度に基づいて5つのカテゴリー(A-E)に分け、テレビ視聴数(40%)、インターネット人気(20%)、公的調査(15%)、チケット要求(10%)、報道報道(10%)、全国連盟数(5%)の6つの基準で測定している。スポーツのカテゴリは、そのスポーツ競技の国際連盟が受け取るオリンピック収入のシェアを決定する[17][18]。2016年、オリンピックに新たに登場した競技(ラグビーとゴルフ)がカテゴリーEに入れられた。 現在のカテゴリは次のとおり。 Cat.競技数競技種 水泳は、競泳、飛込、アーティスティックスイミング、水球、マラソンスイミングを含む。 各競技種目の一位となった競技者には金メダル、二位には銀メダル、三位には銅メダルの授与が行われ、4位以下は「入賞」となる。「入賞」は最大8位まで。失格者が出た場合、永年において可能な限り剥奪・回収および繰上げ者には返還・授与を行っており、近年、ドーピング検査・鑑定によって10年を越える剥奪・授与が実現している。例えば、二位競技者Aが失格の場合、Aの記録抹消とAから銀メダル剥奪が行われ、繰上げ二位の新二位競技者Bに銀メダル授与と銅メダル返還請求が行われ、新三位競技者Cに銅メダル授与が行われる。 なお誤解の無いように説明しておかなければならないが、オリンピックのメダルはあくまで「競技者個人」(やチーム)に対して授与されているのであって、「国」に対して授与されているのではない。詳細は「All-time Olympic Games medal table 以下の表は、IOCが提供する公式データを使用しています。[19] (2016年リオデジャネイロ大会終了時).mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} 廃止国家 順位国金銀銅総計競技数
水泳
競泳
ボート
セーリング
カヌー
水球
格闘技
フェンシング
レスリング
ボクシング
柔道
テコンドー
射的
射撃
アーチェリー
球技
テニス
サッカー
ホッケー
バスケットボール
バレーボール
ハンドボール
卓球
バドミントン
ゴルフ
7人制ラグビー
複合競技
近代五種
トライアスロン
その他
陸上競技
体操
ダンススポーツ
ウエイトリフティング
自転車競技
馬術
競技人気
A4陸上競技、水泳、体操、ダンススポーツ
B5バスケットボール, バレーボール, サッカー, テニス, 自転車競技
C8アーチェリー, バドミントン, ボクシング, 柔道, ボート, 卓球, 射撃, ウエイトリフティング
D9カヌー, 馬術, フェンシング, ハンドボール, ホッケー, セーリング, テコンドー, トライアスロン, レスリング
E3近代五種, ゴルフ, 7人制ラグビー
F6野球/ソフトボール, 空手, スケートボード, スポーツクライミング, サーフィン
開催都市選考詳細は「オリンピックの開催地選考」を参照
メダルと入賞
メダル授与と入賞
国別メダル獲得数
1 アメリカ合衆国 (USA)1,0758467522,67328
2 ソビエト連邦 (URS)3953192961,01010