声優アワード
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しかし、第14回は超!A&G+で18時から20時、AG-ON Premiumで18時から授賞式終了までそれぞれ配信される[4]予定だったが、AG-ON Premiumのみ配信は取りやめとなり、超!A&G+のみの配信となった。

主演男優・女優賞・パーソナリティ賞の受賞者は授賞式後、文化放送『A&G 超RADIO SHOW?アニスパ!?』→『A&G TRIBAL RADIO エジソン[注 2][5]、歌唱賞の受賞者は『A&Gメディアステーション こむちゃっとカウントダウン[注 3]に生出演している。

2020年3月7日に行われる予定だった第14回の授賞式の場合、2020年2月18日の発表段階では新型コロナウイルスの流行による感染の防止により、レセプション・パーティーは取りやめとした上で、授賞式に出席する方も受賞者以外は、「最低限の関係者」のみの出席にとどめるようにすることになっていたが[6]、2020年2月26日の夜になって、実行委員会が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、授賞式に加え、新人発掘オーディションの最終審査の中止を明らかにした[7]。その為、受賞者の発表は3月7日18時から2時間にわたって、超!A&G+で配信される『文化放送 超!A&G+スペシャル 第十四回声優アワード受賞者発表スペシャル』の中で行なわれた[7]。その後、新人発掘オーディションはインターネット上の審査に変更された[8]。また、日を改めて行うことになっていた「トロフィー授与式」も、この度の新型コロナウイルスの感染状況を受け、慎重に調整と検討をした結果、中止となった[9]

第15回(2020年度)の場合は、最初から授賞式の予定を入れず、2021年3月6日18時から2時間にわたって超!A&G+で配信された『文化放送 超!A&G+スペシャル 第十五回 声優アワード 受賞者発表スペシャル』において、受賞者が発表された[10][11]。また、新人発掘オーディションは、前回に続いて、最終審査はオンラインという形で行われることになった[10]

第16回(2021年度)の場合も、最初から授賞式の予定を入れず、2022年3月5日18時から2時間にわたって超!A&G+で配信される特別番組『文化放送 超!A&G+スペシャル 第十六回 声優アワード 受賞者発表スペシャル』において、で受賞者が発表されることになっている[12][13]

第17回(2022年度)は、2023年2月21日に、多様性の尊重・ジェンダーフリーに鑑み、今回から授賞部門の名称が変更することが発表された[14]。具体的には「主演」「助演」「新人」3部門の男女別を無くし、「主演声優賞」「助演声優賞」「新人声優賞」に統合する[14]。声優アワード実行委員会では「多様性の尊重、ジェンダーフリーに鑑み、この数年議論を積み重ねた結果、第一回声優アワードより設立されている主演・助演・新人の3部門における男女別を統合し、名称を変更することにいたしました」とした上で「もとより、声優という仕事は女性が男性キャラクターの声を担当したり、またその逆もありうる等、ジェンダーを飛躍した仕事であります。これにより、声優の賞であるということによりフォーカスでき、賞の意図が明確に伝わりやすくなると考えます。賞の目的である『声優の認知』が拡がり、声優の地位向上に寄与できることを考え、今回の部門名称変更に至りました」と説明している[14]

これに先立つ形で、第16回に主演女優賞を受賞した緒方恵美がスピーチの中で「女優賞で良いんですか? 自分は、ずっと声優をやった年月、7割くらいを少年役の声優として過ごし、自分が女優と思ったことが、あまりない」と述べた[15]。そして、「これだけジェンダーフリーと言われる世の中で、声優界もカミングアウトしている人もいる。私もそうですが、普段の生活でも、ほとんど女性と思って生活していない人間もいる」と述べた上で「男優とか女優とかじゃなく、顔出しの業界(俳優)の皆様よりも、ジェンダーフリーを発信できるのは、むしろ声優じゃないかと思う。次回からは、男とか女とか、どうでもいいので2人ずつとか、そんな感じになったなら、よりいろいろなことになるんじゃないか」と問題提起をしていた[15]

その後、第18回(2023年度)からは、これまで男女別になっていた富山敬賞と高橋和枝賞を統合する形で、『富山敬・高橋和枝賞』と変更されることになった[16]。これについて、声優アワード実行委員会では「多様性の尊重、ジェンダーフリーに鑑み、議論を積み重ねた結果」と説明している[16]
授賞概要

声優アワードは、当初、「7つの部門を設け各々の定義に従って選定・評価・贈賞する」ものとされていたが[17]、第2回で富山敬賞、第3回で海外ファン賞、第4回でキッズファミリー賞、第5回で高橋和枝賞、第6回で最多得票賞、声優アワード特別賞の2部門がそれぞれ設けられ、第7回で海外ファン賞が廃止となり12部門となっていた。その後、第13回からMVS(Most Valuable Seiyu)、外国映画・ドラマ賞、ゲーム賞、インフルエンサー賞の4部門が設けられた[2]

第13回から設けられた「外国映画・ドラマ賞」と「ゲーム賞」は、それぞれ歴史のある分野ながら、顕彰することが少なかった「吹き替え」と「ゲーム」に焦点を当て、その2つの分野で活躍した声優を顕彰するために設けられたもの[2]

また、同じく第13回から設けられた「インフルエンサー賞」は、このところ、暮らしに影響を与えているSNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)にも焦点を当て、声優界で「最も影響力のある人(インフルエンサー)」を顕彰するために設けられたもの[2]

第17回より、「主演」「助演」「新人」3部門の男女別を無くし、「主演声優賞」「助演声優賞」「新人声優賞」。第18回からは富山敬賞と高橋和枝賞を統合し「富山敬・高橋和枝賞」として男女共通の賞とした。
選考方式
第1回 - 第12回

第1回から第12回は各部門、一般投票をもとに候補者の一次選出を行う第1群と、選考委員会にて顕彰される特別賞などの第2群の2種類に分けて選考が行われていた。

第1群は主演男優・女優賞、助演男優・女優賞、新人男優・女優賞、歌唱賞、パーソナリティ賞、最多得票賞の6部門9賞である。受賞者数は第1回では当初各賞とも1名ずつと定めたが、結果として複数の受賞者を出し第2回では定めていない。部門における男優・女優の性別は作品中(声を演じるキャラクター)の性別ではなく、声優自身の性別である。第1回では第1群の各賞は一般投票による一次選出が行われた後、選考委員会がさらに候補者を絞る二次選出が行われ最終的に選考委員会の審議により受賞者を決定していた。第2回から第5回までは各投票サイト・施設にて行われた一般投票での得票を各媒体ごとに集計し、その結果をもとに最終選考へのノミネート者を決定。その後、選考委員会による二次選考によって最終的な受賞者を決定していた。第6回から第12回まではそれに加えて、中央選考委員会を設けて、ノミネート者決定、選考委員会によって決定する受賞者、そして、その結果を精査・確認する中央選考委員会の3段階の審査で、最終的な受賞者を決定していた[18]

第2群は特別功労賞および功労賞、シナジー賞、富山敬賞、キッズファミリー賞、高橋和枝賞、声優アワード特別賞の6部門7賞である。各部門ごとの受賞者数は、第1回から特に定めていない。第2群の賞については実行委員会が長年の功績をもとに受賞者を推薦し、その結果を選考委員会で承認することにより決定していた。
第13回以降

第13回から、第1群と第2群の区分を廃止し、それぞれの部門とも、実行委員会と選考委員会による選考に変更された[19]。選考の手順として、各種メディアの反響とデータを基に実行委員会と選考委員会が受賞者を選出する[2]。その後、中央選考委員会による精査を経て、正式に受賞者を決する[20]

ただし、MVS (Most Valuable Seiyu) については、一般投票(インターネット・ツイッター)で受賞者を決する[21]。段取りとしては、一般投票の結果を集計したうえで、中央審査委員会による精査を経て、MVSが決定される[20]。なお、これについては、第1回から第12回までの投票の方法について、回数を重ねていくうちに、受賞部門が増えていったことに加え、その一般投票を受け付けていたメディア(媒体)が多岐に渡った結果「わかりづらさ」が生じ、投票をしない人が多くいたため、「より身近に、どなたでも簡単に投票していただける」という目的のもと、投票の内容を「シンプルにわかりやすく」刷新したもの[2]
各賞
(旧)第1群

主演・助演・新人の3賞は第16回までは男女別だったが、第17回より統合されている。
主演声優賞(主演男優・女優賞)
その年に発表された作品の中で、
主演として演じた声優に贈られる。
助演声優賞(助演男優・女優賞)
その年に発表された作品の中で、サブキャラクターあるいは助演として演じた声優に贈られる。第二回までは「サブキャラクター男優・女優賞」という名称だった。第三回から現在の名称となった。
新人声優賞(新人男優・女優賞)
原則としてデビューして5年以内であり、対象期間中に新人賞を取るにふさわしい活躍をした声優に贈られる。
歌唱賞
声優自身の名前、もしくは作品中の役名で歌唱を発表している声優に贈られる。
パーソナリティ賞
声優自身の名前、もしくは作品中の役名でラジオインターネットラジオテレビ・その他の媒体の番組でパーソナリティ司会として活躍した声優に贈られる。
(旧)第2群


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