増山江威子
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見事不二子を担当することになったという[13][出典無効][38]

『パイロットフィルム』が一般に知られていなかった当初は、「何故不二子が二階堂さんじゃないんだ」という抗議の投書が殺到。しかし日本テレビのスタッフからこれを聞いた増山は、「どうあがいても二階堂さんにはなれないから、私の持ち味でやるしかない」と発奮して演じ続けたという[20]

増山は「不二子はすべての理想を兼ね備えた女性であり、いつも憧れている」と語っており[39]、不二子のファンは女性が圧倒的に多いと語っている[38]。ルパンについては、裏切っても不二子のことを想う所が「男性の可愛さみたいで、好きですネ」と語っている[40]。自身が演じた中で思い出深いルパン作品には『ルパン三世 カリオストロの城』を挙げている。

長年共演してきたレギュラー声優陣について、プライベートでも頻繁に交流があったと思われがちだが、増山曰く「実際には私語も少なくみんなバラバラで大人の関係。ただし、目的が一緒だとバッとまとまる」という、本当に演じるキャラクターのような関係だったという[13][出典無効]。

2019年に原作者のモンキー・パンチが亡くなった際は、「役者は作品との出会いが全てです。私の財産となった『峰不二子』に出会えたこと。モンキー・パンチ先生に感謝しています」とコメントしている[41]
バカボンのママ

天才バカボン』はこれまでに5回テレビアニメ化されているが、主要キャストが変わる中、バカボンのママだけは4作目『レレレの天才バカボン』まで一貫して増山が演じていた[注 4]。これは原作者である赤塚不二夫の希望であり、4回目のTVアニメ化に際して、赤塚からの唯一の希望が「ママの声だけは(増山から)変えないで欲しい」だったという。それまでに増山以外の声優が演じたのは1作目の第70話「パパとママがけんかをしたのだ」の1回だけ北浜晴子が代役で演じたのみである。[21][注 5]

増山は私生活でも母親だったことから、今でもママを「私そのもの」だと思っているという。また、初めてママの絵を見た際「私、絶対ピッタリだわ」と思ったという[13][出典無効]。

ある番組の収録で青梅赤塚不二夫会館(2003年10月-2020年3月運営)へ行った際、壁に様々な赤塚のコメントが貼ってある中で実際に「ママは絶対増山さんじゃなきゃダメだ」と書かれているのを見つけた時は、「自分が勝手に言ってる訳ではなく、本当に原作者である先生に認められていた」という気持ちで、とてもうれしかったという[13][出典無効][42]
後任

増山が高齢などの理由で降板し、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

ただし、リメイクやリブートによって降板した作品については記載しない。

後任役名作品後任の初出演
沢城みゆき峰不二子ルパン三世』『ルパン三世 血の刻印 ?永遠のMermaid?
桂玲子大空カオリ『サザエさん』1971年より

出演

太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
1963年


鉄腕アトム (アニメ第1作)(ルシア、キピア、ユミ(127話)他)

1965年


ジャングル大帝

スーパージェッター(ナナエ)

遊星少年パピイ(リコ)

1966年


新ジャングル大帝 進めレオ!(ルッキオ[43]

ハリスの旋風(国松の母[44]

遊星仮面(ベルタ・ヘレン・アンドロメダ)

1967年


悟空の大冒険(竜子)

魔法使いサリー(第1作)(ゆみ子)

1968年


怪物くん(1968年 - 1969年、怪子姫[45]

巨人の星(1968年 - 1971年、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}橘ルミ、左門ちよ[要出典])

佐武と市捕物控(お鶴)

1969年


アタックNo.1(桂城由美、吉村さとみ、真木村京子[46]、シェレーニナ〈2代目〉 他)

どろろ(チイ)

1970年


サザエさん(1970年 - 1971年、カオリ〈2代目〉、早川〈2代目〉)[要出典]

ムーミン(1970年 - 1972年、テミィ、水の精) - 2シリーズ

1971年


アンデルセン物語(キャンティ)

新オバケのQ太郎

珍豪ムチャ兵衛

天才バカボン(1971年 - 1972年、ママ[47]

ふしぎなメルモ(母犬、秘書)

1972年


ど根性ガエル(1972年 - 1974年、ピョン子[要出典]、京子のママ[48]、カトリーヌ、大林くに子[要出典])

デビルマン(ファイアム[49][50]、ベラ[50]

魔法使いチャッピー(チャッピー[51]

ルパン三世 (TV第1シリーズ)(キャサリン・マーチン[要出典])

1973年


ジャングル黒べえ(佐良利しし男のママ[要出典])

ミクロイドS(マイマイ[要出典])

山ねずみロッキーチャック(ポリー)

キューティーハニー(第1作)(1973年 - 1974年、ハニー[52]

1974年


空手バカ一代(リクヤ[要出典])


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