堺市
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

1922年から1939年まで、1955年から1965年まで水上航空路線が存在した[28]
最寄りの空港


関西国際空港

八尾空港

港湾旧堺港

堺泉北港特定重要港湾

鉄道堺東駅

中心駅となる駅は、市役所最寄駅である南海高野線堺東駅

堺市内を走る鉄道は、全てが大阪市から郊外へ南北に縦断する路線で、東西方向の交通はバスに依存している。そのため、かねてより東西方向を結ぶ鉄軌道の導入が構想されていた。1960年代前半には近鉄古市(のちに布忍に変更)?堺間を結ぶ鉄道の敷設を提案し、南海が八尾?堺間を結ぶ鉄道の敷設を提案したが、両社の激しいにらみ合いや急激な宅地化による用地買収の困難などにより、実現できなかった[29]。地下鉄なども候補に挙がっていたが、木原市長時代に堺東駅から南海本線堺駅を経て堺浜方面へ向かうLRT(超低床電車による次世代路面電車)の導入が決定した。しかし、LRTの建設中止を公約に掲げて2009年に就任した竹山市長は2010年1月、公約通り、南海電鉄に対してLRT計画の中止(事実上の白紙撤回)を申し入れた。計画予算も調査費用の300万円を残して削減。計画は暗礁に乗り上げた。これにより、LRT計画による活性化が見込まれていた阪堺電気軌道阪堺線も堺市内区間廃止の可能性が高まったが、堺市は2010年から10年間にわたり、運賃割引などの利用促進策に年間2億円を上限に補助するほか、新型車両の導入などに総額30億円を助成する支援策を公表した。市内には以下の鉄道路線がある。
西日本旅客鉄道(JR西日本)


阪和線

浅香駅 - 堺市駅 - 三国ケ丘駅 - 百舌鳥駅 - 上野芝駅 - 津久野駅 - 鳳駅


南海電気鉄道(南海)


南海本線

七道駅 - 堺駅 - 湊駅 - 石津川駅 - 諏訪ノ森駅 - 浜寺公園駅


高野線

浅香山駅 - 堺東駅 - 三国ヶ丘駅 - 百舌鳥八幡駅 - 中百舌鳥駅 - 白鷺駅 - 初芝駅 - 萩原天神駅 - 北野田駅


泉北高速鉄道


泉北高速鉄道線

中百舌鳥駅 - 深井駅 - 泉ケ丘駅 - 栂・美木多駅 - 光明池駅


大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)


御堂筋線

北花田駅 - 新金岡駅 - 中百舌鳥駅


阪堺電気軌道


阪堺線

大和川停留場 - 高須神社停留場 - 綾ノ町停留場 - 神明町停留場 - 妙国寺前停留場 - 花田口停留場 - 大小路停留場 - 宿院停留場 - 寺地町停留場 - 御陵前停留場 - 東湊停留場 - 石津北停留場 - 石津停留場 - 船尾停留場 - 浜寺駅前停留場


大阪モノレールの堺への延伸計画

大阪モノレールは大阪中央環状線上を通り、大阪空港堺泉北臨海工業地帯を結ぶ路線として1970年代後半に計画。1980年に運営母体となる大阪高速鉄道が設立された。また、大阪府が計画した3大副都心地区「千里中央」「荒本」「中百舌鳥」(厳密には新金岡)を繋ぐ目的もあった。当初は大阪空港側と堺側から同時に着工する計画だったが、建設費などの問題から大阪空港側のみの着工となった(堺側は中央分離帯にフェニックスが植えてあるため、着工するには伐採する必要があった)。1990年に千里中央 - 南茨木間が開業し、現在は大阪空港から門真市までが開通しており、今後は東大阪市まで南伸する計画[30]だが、それより先、堺市内までの延伸計画は今のところない。堺市の積年の課題である「東西交通の不備」は、このモノレールに期待を寄せていたことも原因の一つとしてある。
バス
コミュニティバス廃止された「堺市ふれあいバス」の車両

堺市乗合タクシー - コミュニティバス(堺市ふれあいバス・みはらふれあい号)の見直しと廃止により、代替として運行開始した乗合タクシーデマンド型交通)。

堺市ふれあいバスみはらふれあい号 - 2013年6月30日をもって廃止[31]

路線バス

堺市には公営交通公営バス)の運行実績がなく、現在も市営バスはない。

市内交通のほとんどは南海バスが担っている。南海高野線堺東駅のほか、南海本線堺駅泉北高速鉄道線泉ヶ丘駅などにターミナルを持つ(初芝駅から平尾方面の路線は2022年3月31日まで南海バスの子会社である南海ウィングバス金岡が担当していたが、翌日南海バスに吸収された)。また、美原区や東区内には近鉄南大阪線河内松原駅をターミナルとする近鉄バスが運行されている。このほか、かつて大阪市電が乗り入れていた関係で、堺区には大阪市営バスを引き継いだ大阪シティバスの路線が伸びる。また、2023年2月1日より大阪狭山市循環バス北野田駅前、美原区役所前に乗り入れている。

乗車方法は基本的には後乗り前降り後払いで、運賃は整理券方式の区間制。なお、大阪シティバス(旧・大阪市営バス)は後乗り前降り後払いの均一運賃制、南海バスの堺シャトルは前乗り後降り前払いの均一運賃制である。各社ともPiTaPaおよび交通系ICカード全国相互利用サービスに対応している。かつては南海バス・南海ウイングバス金岡・近鉄バス・大阪市営バス・大阪シティバスともに磁気プリペイドカードであるスルッとKANSAI対応カードが使用できた。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:289 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef