堀絢子
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堀によると、最初の声の仕事はラジオ東京(現・TBSラジオ)の「マチネ劇場」という朗読劇だったという[8]。その後、吹き替えやCMソングなど持ち込まれる仕事を断らずに引き受けたことから「便利な役者」として「かわいがって頂きました」と述べている[8]

原爆で死亡した父への思いから、山本真理子原作『広島の母たち』(岩崎書店)の舞台『朝ちゃん』(一人芝居、一人五役)を1989年より公演している[2]。これは、被爆して死ぬ少女「朝ちゃん」を主役とした反戦劇である[2]。「反戦=半千」という意味で、500回の公演を目指している[2]。この役作りのため、堀は2015年時点でも頭髪をおかっぱにしている[2]

2017年、第11回声優アワード・功労賞を受賞した[12]
人物

資格普通自動車免許。特技は三味線歌唱茶道)、生け花。趣味は歩くこと自転車方言広島弁[3]

鼻にかかったような印象的な声質で、数多くの作品の重要な役柄を担当している[13]

赤ちゃんから老婆役まで幅広くこなしているが、元気な少年役を得意としている[13]

藤子不二雄藤子・F・不二雄藤子不二雄A)原作の作品にも数多く出演しており、『新オバケのQ太郎』、『忍者ハットリくん』、『チンプイ』の3作品では、主役を務めた[13]

演じた役の中で、『ムーミン』のミイは「自己主張がはっきりしていてハツラツとしたかわいらしさがあって、今でも大好き」だと話している[14]

快進撃TVうたえモン』・『笑っていいとも!』・『INsideOUT』や、舞台『朝ちゃん』関連(広島県のテレビ局の報道取材)などの女優・タレント活動では顔出し出演をした。『INsideOUT』における顔出しテレビ出演は、戦争特集のため、主役の朝ちゃんが着るセーラー服姿で登場した。

一方、アニメ声優関連の特集は「キャラクターのイメージを壊す」という理由で断っていた。テレビ朝日バラエティ番組大胆MAP』でも1回目の交渉ではテレビ出演を拒否し、写真公開のみになった。その後、2回目の交渉で「見てみたい声優第1位」にランクインしタカアンドトシがやってきた際も出演を拒んだが、タカが土下座をしたりするなどの粘り強さに根負けし、顔出し出演することとなった。このとき3人で『忍者ハットリくん』の主題歌を歌い「テレビ初出演」と表記されたが、実際は『朝ちゃん』関連の取材のほか、1994年に『笑っていいとも』にも出演し、ハットリくんとウッドペッカーの声を披露している。その後、2011年11月12日に放送された『お願い!ランキング』の「全声優に聞いたすごい声優」に顔出し出演し、ハットリくんと『ムーミン』のミイの声を披露した。
家族

母方の伯父は東京国立博物館技官共立女子大学教授・日本美術史家の奥平英雄、叔父に日本弦楽指導者協会理事・広島支部長であったバイオリン教師の奥平弘和、従兄に東京国立博物館技官・早稲田大学教授・日本美術史家の村重寧
出演

太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
1965年


狼少年ケン

1966年


おそ松くん

鉄腕アトム (アニメ第1作)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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