堀江由衣
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1996年、文化放送SOMETHING DREAMS マルチメディアカウントダウン』内で結成を企画された「ドリカンクラブ」の募集が開始された際、応募者3482名から22名に、さらに投票による15名のメンバーに選ばれ[13]、同グループの一員となり、シードで出場権を得たSME・声優オーディションで、ナムコ賞を受賞して[注 3][16]、10月からは文化放送「斉藤一美のとんカツワイド」内に設けられたドリカンクラブのコーナー「とんカツファイト」に、冨永みーな浅川悠らと共に出演。番組コーナーは翌年4月4日まで全27回放送されている。

1997年、ゲーム『ボイスファンタジア 失われたボイスパワー』のナスティ役で声優デビュー。また『フォトン』OVAシリーズ(1997年 - 1999年)で、アニメの初レギュラーとなった他、エンディングテーマも担当した[10][13]

1998年、『鉄コミュニケイション』のハルカ役でテレビアニメ初主演[17]。同時に主題歌も担当し、ポニーキャニオンよりデビューシングル『my best friend』をリリース[13]

1999年に所属していたドリカンクラブの中から田村ゆかりと共に選抜され「やまとなでしこ」を結成。

1999年、ミックスメディア作品『To Heart』のマルチ役で人気を得る転機となり、2000年には、赤松健原作のテレビアニメ『ラブひな』のヒロイン・成瀬川なるを担当したことでブレイクを果たす。歌手方面では、2000年にレーベルをスターチャイルドに移籍し、1stアルバム『水たまりに映るセカイ』をリリース。

2001年、オフィシャルファンクラブ「黒ネコ同盟」が設立。

2002年1月26日から2月11日にかけてファーストツアーライブ『堀江由衣 First Live Tour』を開催。10月6日より文化放送系にてラジオ『堀江由衣の天使のたまご』が放送開始。

2005年、神田朱未たかはし智秋浅野真澄木村まどかと共に「Aice5(アイス)」を結成。2007年9月20日に解散するが、2015年7月17日、メンバーの浅野が原作を担当しているテレビアニメそれが声優!』への出演決定に伴い、再結成[18]

2006年、OYKT(古谷光男)・エルエル(柏田圭一)・Ma様(諏訪勝)・ゼメエル(今野要子)と共に「黒薔薇保存会」を結成。堀江は同ユニット内で「ユイエル」を名乗る。

2007年、長年所属していた、アーツビジョンを脱退。フリーランスを経験したのち[19][20]11月1日からヴィムスに所属。

2008年8月31日、さいたまスーパーアリーナにて『Animelo Summer Live 2008 -Challenge-』に黒薔薇保存会として出場。2009年8月22日には『Animelo Summer Live 2009 -RE:BRIDGE-』に堀江由衣として出場する。更に9月19・20日にツアーライブ『堀江由衣をめぐる冒険II』を声優としては4人目となる日本武道館で開催。

2010年、第4回声優アワードで助演女優賞を受賞。

2012年12月7日、ライブ映画『 ⇒堀江由衣をめぐる冒険III ?Secret Mission Tour? In Theater』が劇場公開。

2013年、自身がキャラクター原案を担当したテレビアニメミス・モノクローム -The Animation-』が放送され、2015年には続編である第2期・3期が放送された。

2016年2月1日、キングレコード社内でのレーベル統合に伴い所属レーベルがキング・アミューズメント・クリエイティブ本部に移行する。2月6日より朝日放送テレビ朝日系にて放送のアニメ『魔法つかいプリキュア!』で朝日奈みらい / キュアミラクル役の高橋李依と共にリコ / キュアマジカル役で主演を務め、エンディングテーマも担当[21]

2019年3月1日、『Love Destiny』が平成アニソン大賞声優ソング賞(2000年 - 2009年)に選出された[22]。なお同賞ではユニット参加した『とらドラ!』第二期エンディング曲の『オレンジ』が「選考員泣きの1曲」に選定されたほか、『虹が架かるまでの話』が令和アニソン大賞令和3年声優ソング賞候補にノミネートされる。
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この節の文章は日本語として不自然な表現、または文意がつかみづらい状態になっています。文意をわかりやすくするよう、修正が必要とされています。(2024年3月)

声優

産経ニュースの本間英士は堀江の声を「透明感のある、美しい声質が特長」としているが、2016年のインタビューにおいて本人は「すごく普通」と考えているといい、コンプレックスであると語っている[23]。同インタビューで本間は「演じる役柄は幅広く、さらに『とらドラ!』や『ペルソナ4』で元気な女子を演じる一方、『リトルバスターズ!』の男子役や、『〈物語〉シリーズ』のような二面性のあるキャラクターもこなす」と評した[24]

grape編集部も堀江を「透明感がある可愛らしい声が特徴的」とし、「真っ直ぐな女性だけでなく、二面性のある女性を演じることもできる」ため、活躍の幅が広いと評している[25]

哲学者の稲岡大志は、声優の声はキャラクターの声を描写する媒体でありかつキャラクターの声そのものでもあるという二重性に特徴があるとの論考の具体例として、『さくら荘のペットな彼女』での龍之介とメイドちゃんという二役の演技で、堀江のパフォーマンスを題材に検討している。稲岡は同じ声優が違う声を出すというキャスティングの妙が生んでいる効果もあるが、それよりも堀江の演技の貢献の方が大だと述べようとしており、この別のキャラクターともいえるし同じキャラクターともいえる状況を堀江は上手く演じているとしている[26]

どこかで自分のことを声優でなくて「声優っぽい人」というようなどこかアマチュアっぽいと感じているが、声優の仕事はマイクさばきや、アニメのパクパクに合わせるなど、職人的な技術が多く要る世界だと思うので、声優としては職人でありたいという考え方をしている[17]。その中で、役の感情に自分なりの味付けを乗せるなど、みなすごいことやってるなと思っている[10]。声優としての目標は“美しい歯車になる”ことであり、プロとしての最高の仕事は演出監督や音響監督が思い描いたとおりの音世界を紡ぎ出すことであると思っており、そのためにはその作品の部品つまりできるだけ美しくて正確な歯車のひとつとなって、持てる力を出しながら演じることで作品全体がすばらしいものになるということを1番の目標としている[27]。さらにはその作品の中で「由衣ちゃんが演じたからこそ、キャラクターがこんなに生き生きしているんだよね」っていわれるような声優になりたいとしている[27]

これまで原作の人気キャラクターを数多く担当しているが、そのキャラクターが人気なのはもともとの力が大きいためであるからで、それを担当した自分のせいでキャラクターが嫌われることになるのは嫌であるとし、アニメ化後もその人気キャラクターを皆が好きと言っている事については、自分がもともとあった力を大きく損なわなくてよかったとしている[17]。評論家の唐沢俊一によると、当初は可愛らしい声の役が多かったが、アニメのキャラクターに頼らず声の人気でトップ級の声優に登りつめたという。


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