坂口芳貞
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専属(フィックス)として[14][15]長年に渡り担当したモーガン・フリーマンに関しては「クソ真面目かと思うとそうじゃなかったり、声が非常に高いかと思うと急に低くなったり。どこで息を吸ってるのかなと思うくらい息を継ぐ隙もなくて。シリアスさとユーモアがすぐに来るので、この人を吹き替えるのは難しいですね。いつも苦労していますよ」と語っている。フリーマンの演技について『ダニー・ザ・ドッグ』(テレビ東京版)収録時の2007年のインタビューでは「モーツァルトのクラシック、それにジャズとかがすごく似合ってるんだよね。私自身には似合ってないけど(笑)」と話し[16]、12年後である『ウォンテッド』(BSテレ東版。ソフト版に引き続きフリーマンに坂口を起用することが本作の吹替を新録する上での条件の一つだったという[17])収録時は「老いて益々盛んですね」と感心していた[18]

また、『ロビン・フッド』(テレビ東京版)ではフリーマンが「わが名はアジーム・エディンバシャール・アル・バキール!」と雄叫びを上げるシーンを一発で決め、スタジオ中では拍手が起きたという[19]

昔から黒人役が多かったといい、初のレギュラーも『黒いジャガー』のリチャード・ラウンドトゥリーであった。このことに関して「声がハスキーだから乱暴な役が多いんです(笑)」と述べ、二枚目役は昔からあまりなかったものの『冒険者たち』でアラン・ドロンを一度だけ吹き替えたことが印象的であったと述べている[16]

「今後声をアテてみたい俳優は?」とインタビューで聞かれた際には「ニコラス・ケイジがうんと老けたら、その役をやってみたい」と答えており、「それまではね、頑張って長生きしたいですよ」と話していた[16]
後任[ソースを編集]

坂口の療養及び死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。

後任キャラクター名概要作品後任の初担当作品
池田勝アラン・トランブル大統領『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズ『エンド・オブ・ステイツ[注 1]
土師孝也ゲリー・ストライダム『バキ』『範馬刃牙[20]
菅生隆之エリオット・メイソン『MACGYVER/マクガイバー』シーズン4の第19話
堀内賢雄[注 2]サイラス・ラムズボトム『怪盗グルー』シリーズ『ミニオンズ フィーバー
岩崎ひろし怪盗グルーのミニオン超変身[21]
石田圭祐パウエル『ダイ・ハード』スターチャンネル追加収録部分[22]

出演[ソースを編集]
テレビドラマ[ソースを編集]

記念樹 第8話「兄さん お父さん」(1966年)

大河ドラマNHK

春の坂道(1971年) - 孫右衛門

国盗り物語(1973年) - 鳥居元忠

勝海舟(1974年) - 郡司千左衛門

黄金の日日(1978年) - 組頭

草燃える(1979年) - 紀行景

獅子の時代(1980年) - 弁士

翔ぶが如く(1990年) - 関勇徳

八代将軍吉宗(1995年) - 小笠原長重

葵 徳川三代(2000年) - 中村一氏

功名が辻(2006年) - 村長

軍師官兵衛(2014年)


土曜日の女シリーズ 天使が消えていく(1973年、NTV)※第3回は坂口吉貞でクレジット

八州犯科帳 第7話「絵馬堂に消えた女」(1974年、CX / C.A.L) - 宿役人

俺たちの旅 第24話「男の道はきびしいのです」(1976年、NTV

太陽にほえろ! (NTV)

第194話「兄妹」(1976年)

第322話「誤射」(1978年)

第411話「長さんが人を撃った」(1980年)


土曜ドラマ / 松本清張シリーズ・依頼人(1977年、NHK) - 若手弁護士

青春ド真中!(1978年、NTV) - 加賀山宗雄 役

特捜最前線 第116話「真夜中のデッドアングル!」(1979年、ANB

仮面ライダースーパー1 第8話「闘え一也!死のドグマ裁判」(1980年、MBS) - 海野

御宿かわせみ 第1話「水郷から来た女」(1980年、NHK) - 番頭

本日も晴天なり(1981 - 1982年) - 東島巡査 役

Gメン'82 第6話「サラ金に来た雨合羽の男」(1982年、TBS) - サラ金店長

モモ子シリーズ1「十二年間の嘘 乳と蜜の流れる地よ」(1982年、TBS) - トルコ風呂のマネージャー

父の詫び状(1986年、NHK) - 体育教師

銭形平次 第16話「神田川心中」(1987年、NTV) - 富坂辰蔵 役

氷点(1989年、ANB)

火曜サスペンス劇場 / 殺人捜査(1992年、NTV)

腕におぼえあり2(1992年、NHK) - 住職

松本清張一周忌特別企画・或る「小倉日記」伝(1993年、TBS) - ナレーション

土曜ワイド劇場 / 松本清張没後10年企画・疑惑(2003年、ANB) - 木下保 役

警視庁・捜査一課長(2018年) ‐ 村本康晴 役

映画[ソースを編集]

海抜0米(1964年)

エロス+虐殺1970年 吉田喜重監督、現代映画社製作、日本アート・シアター・ギルド配給)

戦争と人間 第一部 運命の序曲(1970年 山本薩夫監督、日活

戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河(1971年 山本薩夫監督、日活)

兄消える(2019年 西川信廣監督、「兄消える」製作委員会)

舞台[ソースを編集]

東京原子核クラブ(2006年、俳優座) - 大久保彦次郎

定年ゴジラ文学座



くたばれハムレット

月がとっても蒼いから

人が恋しい西の窓

ホームバディ/カブール

風と共に去りぬ(2011年、帝国劇場) - ミード博士


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