また各紀・世・期の名称の邦訳も地名の名詞化/形容詞化???アンとし、それに時代区分を付記する方針になったが、慣例から旧称(地名+紀)のまま残されているものもある。カンブリア紀、ペルム紀、ジュラ紀などは、方針に従えばカンブリアン紀、ペルミアン紀、ジュラシック紀等となるべきものである。
ウィキペディア日本語版における単語使用記事数を検索すると(2018年10月)エディアカラン 23件、エディアカラ 82件となっている。
また地名の中には中国の地名がいくつかあるが、日本地質学会の日本語表記の基本方針はInternational Chronostratigraphic Chartにある地質年代の英語綴りの発音[注釈 8]をカタカナ表記する事になっているので漢字で表記されることはない。
改定の詳細については日本地質学会の「地質系統・年代の日本語記述ガイドライン_改訂履歴」[37]を参照。 公式の国際年代層序表(略称: ICSチャート)は、国際層序委員会から発行される。日本地質学会ではそれを基に時代区分名・注意書きなどを和訳し発表している。日本地質学会による和訳発表には時間を要しており、国際層序委員会による最新バージョンとは異なっている場合もある。以下に国際層序委員会に情報を記する。国際層序委員会(International Commission on Stratigraphy、略称: ICS )では、2008年以降の各チャートおよび2012年以降の改訂履歴をまとめている。 掲載バージョン[注釈 9]: 2008, 2009, 2010, 2012, 2013/01, 2014/02, 2014/10, 2015/01, 2016/04, 2016/10, 2017/02, 2018/07. 2018年10月時点では国際層序委員会による最新バージョンは2018/08であるが日本地質学会の最新の和訳チャートは 2018/07で最新の変更が反映されていない。 以下の変更件数は2018年10月17日時点で。ICSチャートは2012年以降年1-3回発行されている(年平均2回発行)。発行履歴は以下:
国際年代層序表の改訂履歴
これまでの国際年代層序表[40]
国際層序委員会による「ICS chart 2012 August」以降の改訂履歴のまとめ[41]
version 2012: 2012年8月のブリスベンで開催された第34回万国地質学会議(IGC)にて配布。
ICS chart v.2013/01
ICS chart v.2013/Episodes
ICS chart v.2014/02
ICS chart v.2014/10
ICS chart v.2015/01
ICS chart v.2016/04: 第35回万国地質学会議(ケープタウン)にて配布。
ICS chart v.2016/10
ICS chart v.2016/12
ICS chart v.2017/02
ICS chart v.2018/07: 日本地質学会の和訳の最新の版(2018年10月17日時点)
ICS chart v.2018/08
追加GSSP(Global Boundary Stratotype Section and Point, 国際標準模式層断面及び地点): 11件
GSSA(Global Standard Stratigraphic Age, 国際標準層序年代)変更および削除: 2件
基底年代の変更: 26件
その他のチャートの記述変更履歴
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 地質学のスケールで
^ アメリカ地質調査所(USGS)作成のこの図は一般向け広報資料で、地質時代区分と基底年代は最新の情報ではない。更新依頼がUSGSに出されてはいる。英版のノート
^ 発表当時は残留磁場の異常は落雷によるものと見なされており、松山の発表は全く注目されなかった。松山の没後、海洋底の磁場測定結果から地磁気逆転が頻発していたことが判明し、海洋底拡大 - 大陸移動説 - プレートテクトニクスへと繋がる。松山が発見した磁気逆転期は松山‐ブリュンヌ逆転と名付けられた。
^ 地質年代の日本語名称については、JIS A 0204:2012「地質図?記号,色,模様,用語及び凡例表示」により、表記法が定められている[28][29]。それによると、地質時代の名称は、同規格の表7に示された名称を用いるが、表7に示されていない世及び期については、対応する英文名の読みをそのままカタカナで書き下ろし、その後ろに時代の単位を添えて表示する、としている。
^ 英語の記事では公式の色では読みづらいからと少数の議論参加者の多数決の結果独自の色の使用が始まっている。日本語版では整合性を保つため、公式の色を採用する。よって英語版の地質時代関連の記事の邦訳掲載に際しては、色使用がある場合は日本語版で使用のものと同一か確認が必要である。なお英語版による色記述がRGBコードやウェッブカラーの直書きでは無くTemplate:Period_colorによるものであれば、色コードを日本語版のマスターデータから引いてくるので統一性は保たれる。
^ 白亜紀以前は省略
^ 例えば「第三紀」の再定義による呼称の廃止は20世紀末期から議論され、2008年頃に正式に公式用語から除外されたが、10年後の2018年でも「第三紀(Tertiary)」の表記は主に図表を中心に残っている。また2018年7月にはArcheanの和名をArcheozoic由来の「始世代」から「太古代」に改訂されたが、教科書・専門書などを含めた書籍情報の更新には時間を要する。図表などへテキストが画像として書き込まれている場合は「検索・置換」では処理出来ないため、それらの図表の作り直しが必要となる。
^ 現地語と英語で綴りや発音が異なっていても英語の発音をとる。
^ 後述の13年以降の改訂履歴に記録のあるバージョンの中には記載されていないバージョンもある。
出典^ 『歴史時代』 - コトバンク
^ 『地質時代』 - コトバンク
^ 『歴史』 - コトバンク
^ 『先史時代』 - コトバンク
^ 『地質年代』 - コトバンク
^ “地質時代区分と絶対年代”. 滋賀県立琵琶湖博物館. 2013年1月20日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。
^ 鹿児島県地学会 ⇒「地質時代」 閲覧2012-4-7
^ a b Dino Club ⇒「自然の認識と産業革命」
^ 掛川武「 ⇒太古代海洋における硫酸還元菌の活動と生息環境」(PDF)『地学雑誌』第112巻第2号、2003年、218-225頁、2012年10月18日閲覧。
^ 兼岡一郎 (2011) ⇒「地質年代表における年代数値」日本地質学会、閲覧2012-5-31
^ 知泉Wiki ⇒「だんだんと遅くなる地球」 閲覧2012-10-26、仮リンク-参考情報
^ 国立天文台 ⇒「Q&A 昔の月は近かった」 閲覧2012-10-26、仮リンク-参考情報
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^ Stanley, Steven M. (1999). Earth System History. New York: W.H. Freeman and Company. pp. 297?301. ISBN 0-7167-2882-6
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^ Nature Japan ⇒「始生代初期の微生物によるメタン生成に対する流体包有物からの証拠」閲覧2012-6-21
^ Nature Asia ⇒「ケイ酸塩単結晶に記録された32億年前の地球磁場強度」閲覧2012-6-21
^ 惑星科学研究センター「大気の進化と酸素」 (PDF) 閲覧2012-6-21
^ 東京大学大学院・新領域創成科学研究科・杉田研究室「全球凍結(スノーボールアース)と酸素大気の形成」閲覧2012-6-21
^ a b Heinrich D Holland王立協会 ⇒The oxygenation of the atmosphere and oceans (PDF) 閲覧2012-6-21
^ 東京大学大学院新領域創成科学研究科 ⇒「酸素は地球にいつどのように登場したのか -酸素大気形成のタイミングとメカニズムを解明-」閲覧2012-6-21