地球(ちきゅう、英: The Earth)は太陽系の惑星の1つ[5]。太陽から3番目に近いため太陽系第3惑星と言われる。表面に水、空気中に酸素を大量に蓄え、人類を含む多種多様な生命体が生存することを特徴とする惑星である[6]。 地球とは人類が住んでいる天体、つまり人類の足元にある天体のことである。「地」という字・概念と「球」という字・概念でそれを表現している。英語(Earth)やラテン語 (Tellus, Terra)など他の言語でも多くは「大地」を表す語が当てられている。日本語において、この星を呼ぶ名である「地球」という単語は、中国語由来である。中国語の「地球」は明朝の西学東漸
概要
地球は太陽系の惑星の一つである[5]。その形は、ほぼ回転楕円体で、赤道の半径は6378kmほどで、極半径は6357km[5]。(より精度の高い数字については後述の「物理的性質」の項を参照のこと)その運動に着目すると、365日強で太陽の周囲を一周し、24時間で1回 自転しており[5]、太陽からの平均距離は1億4960万km[1]。
その内部は大まかに地殻、マントル、核の3部分から成っている。地球全体の平均密度は1cm3当たり5.51gである[1]。表面は大気に覆われている[5]。
放射性元素による隕石の年代測定と[16]、アポロ計画によって持ち帰られた月の岩石分析から[17]、地球は誕生してから約46億年経過していると推定される[18]。
太陽系の年齢もまた隕石の年代測定に依拠するので、地球は太陽系の誕生とほぼ同時に形成されたとしてよい。10個程度の火星サイズの原始惑星の衝突合体によって形成されたと考えられている[19]。
太陽系内の惑星としては、太陽から2天文単位内の位置に存在し、岩石質外層と鉄を主成分とする中心核を持つ「地球型惑星」に分類され[20]、太陽系の地球型惑星の中で大きさ、質量、密度ともに最大のものである。