世界子供ランドのシンボルでもある地上50メートルの展望台[出典 16]。背びれなどの形状こそ異なるが、外装がゴジラを模したゴジラ像となっている一方、顎の下からは別に塔脚が伸びている[73]。内部では古今東西の怪獣の資料が展示されており、航空灯台や宇宙観測設備としても機能している[74][71]。
その正体はM宇宙ハンター星雲人の侵略基地[出典 17]。M宇宙ハンター星雲人は地球人の能力に関して「データは検証済み[注釈 7]」と結論づけており、防衛隊の戦力よりも地球怪獣の存在を危惧していた。そのため、塔内には怪獣島の監視用の設備が配置されており、ゴジラ像には対ゴジラ用のレーザー光線が装備されている[出典 18][注釈 8]。 『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(本多猪四郎監督、1966年)に登場した「メーサー殺獣光線車」が、大・小のミニチュアのうち3尺サイズの小型ミニチュア2台を流用して登場。牽引車なしで走行し、ダメージシーンのために油をかけて燃やされている。 上記のほか、『空の大怪獣 ラドン』『モスラ対ゴジラ』『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』『怪獣総進撃』からの映像の流用により、M4A3E8戦車[82]、61式戦車[出典 20][注釈 10]、M24軽戦車、多目的戦車[86][84]、戦闘指揮車、24連装ロケット砲車[82]、F-86F戦闘機[出典 21]、赤イ竹戦闘機、支援ヘリコプター、60式106mm無反動砲などが登場している。
劇中ではゴジラ塔と呼ばれている。資料によっては、こちらに準じている[17][30]。
造形は安丸信行[78][79][注釈 9]。石膏を素材に[80][79]、張り付け・削り出しで作られた[80]。安丸はリアルに仕上げたかったが、実物大セットとの整合性からやめるよう言われ、論争になったという[80]。安丸は、自身の造型について「愚作だ」と述べている[80]。
実物大の足元部分も東宝スタジオ第8ステージに作られた[39][69]。階段部分はよみうりランドで撮影された[69]。
準備稿台本『ゴジラ対宇宙怪獣 地球防衛命令』では、地球人の作った施設として登場する[81]。
資料によっては、ゴジラとゴジラが対峙するイメージが後のメカゴジラの原型と考察している[出典 19]。
防衛隊の兵器群
キャスト
小高源吾[出典 22]:石川博
志摩マチコ[出典 22]:梅田智子
友江トモ子[出典 22]:菱見百合子
高杉正作[出典 22]:高島稔
少年[出典 23][注釈 11]:藤田漸
クボタ[出典 23][注釈 12]:西沢利明
志摩武士[出典 22]:村井国夫
防衛本部司令[出典 22]:清水元
おばさん[出典 24][注釈 13]:葦原邦子