このほか、「怪獣島の仲間」として、ラドン、モスラ(幼虫)、カマキラス、ゴロザウルス、クモンガ、ミニラが過去作品からの映像で登場する[57]。 諸元M宇宙ハンター星雲人 捕獲した人間の皮を被り、人間の残像現象を固定化することで外見を地球人に偽装しているが、正体は人間大のゴキブリに似た昆虫生命体(インベーダー)であり[出典 14]、非常灯のもとではゴキブリのシルエットが浮かび上がる[58]。かつて住んでいた母星は地球と同様に人間型生物が支配していたが、はるか昔に環境汚染で文明が滅亡してしまった[66][60]。やがてその環境でさえも生存可能な、知能を持ったゴキブリ型の昆虫生命体が君臨する[出典 15]。その末裔がM宇宙ハンター星雲人である。しかし、母星にも寿命が近づいて来たため、移住先として地球に狙いを定めた。 地球攻撃司令官は山で遭難した学生(須東文夫)と教師(クボタ)の姿を借りて「会長」および「事務局長」と呼ばれる人間に化け、「世界子供ランド」なる施設のシンボルであるゴジラタワーを秘密基地にして地球征服を進める一方[65]、自分たちの秘密を知った技術者の志摩武士を監禁する。まもなく、世界子供ランドを調査していた武士の妹であるマチコとその友人の高杉正作、そして彼らと偶然関わった小高源吾たちによってガイガンとキングギドラを操るための磁気テープを奪われるが、後に奪還するとそれから発する電波で両怪獣を呼び寄せ、世界への総攻撃を開始する。それを阻止にやってきたゴジラとアンギラスを、ガイガンとキングギドラの連携攻撃、そしてゴジラタワーからのレーザー砲撃で苦しめるが、源吾たちと防衛軍の活躍によってゴジラタワーを破壊され、その瓦礫の下敷きとなって全滅する。 次回作『ゴジラ対メガロ』(福田純監督、1973年)には名前だけが登場し、友好関係である海底王国シートピアから応援を要請されたため、M宇宙ハンター星からガイガンを送り込む。それ以降の動向は不明。 特撮テレビ番組『ゴジラアイランド』(東宝、テレビ東京)にも登場している。
M宇宙ハンター星雲人
ALIENS from M SPACE NEBULA HUNTER[58]
別名昆虫生命体[59]
身長不明[60]
体重不明[60]
須東 文夫(すどう ふみお)
世界子供ランド会長[67][52]。17歳の天才少年[67]。その正体はM宇宙ハンター星雲人の指揮官で、本物の須東文夫は1年前にクボタとともにいかり山で遭難死していた[67][52]。
クボタ
世界子供ランド事務局長[68][52]。英語混じりで喋る[68][52]。会長と同様にM宇宙ハンター星雲人であり、本物のクボタは中学校の英語教師で、教え子の須東文夫とともに1年前にいかり山で遭難死していた[68][52]。
名称は「M宇宙ハンター星雲人」であるが、劇中では出身地について「M宇宙」としか言及しておらず[57]、設定では「ハンター星雲のM星」となっている[30]。ファンの間では、名称を「ハンター星雲M星人」と誤認していることも多い[57]。
背景設定は、当時の公害問題や核問題を風刺したものである[45]。
最期を迎える際に正体を晒すシーンの撮影には、本物のゴキブリが使われている。ゴキブリ型のシルエットは、切り抜いた型で表現している[注釈 6]。