その上の1万9千由旬の中に、大焦熱・焦熱・大叫喚・叫喚・衆合・黒縄・等活の7つの地獄が重層しているという。これを総称して八大(八熱)地獄という。これらの地獄にはそれぞれ性質があり、そこにいる衆生の寿命もまた異なるとされる。
また、この八熱地獄の4面に4門があり、門外に各4つの小地獄があり、これを合して十六遊増地獄という(四門地獄、十六小地獄ともいう)。八熱地獄と合せば百三十六地獄となる。また八熱地獄の横に八寒地獄または十地獄があるともいわれる。
また、山間廣野などに散在する地獄を孤独地獄という。 東アジアの仏教では、地獄の色は道教的に、あるいはその影響を受けた陰陽道的に「黒」で表す。餓鬼は赤、畜生は黄、修羅は青、この三色を混ぜると地獄の黒になると言われる。また、節分で追われる赤鬼、黄鬼、青鬼はここから来ている。
地獄の色
脚注[脚注の使い方]
注釈
出典^ a b c 「奈落」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)
^ a b 「ならく」 - デジタル大辞泉、小学館。
^ “ ⇒阿鼻(無間)地獄 。生活の中の仏教用語 。読むページ 。大谷大学”. www.otani.ac.jp. 大谷大学. 2019年1月11日閲覧。
関連項目
地獄
三界
八大地獄
十六小地獄
十界
地獄 (キリスト教)
外部リンク
⇒国立博物館所蔵国法重要文化財 - 地獄草紙
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