日本では、戦中の1941年に東京帝国大学に東洋文化研究所が設置され、1960年代に入ると、1960年には通産省所管のアジア経済研究所(現在、日本貿易振興機構)、1964年には東京外国語大学にアジア・アフリカ言語文化研究所、京都大学に東南アジア研究センターが設置され、以後、全国的に国際的な地域研究が取り組まれるようになっている。また、2006年4月には京都大学地域研究統合情報センターが設置され、全国約90の地域研究・教育機関および学会・市民団体からなる地域研究コンソーシアム (JCAS) の幹事組織として事務局運営を担当している。2017年には京都大学東南アジア研究所と統合し京都大学東南アジア地域研究研究所が発足している。
現在、地域研究が盛んな日本国内の大学および大学院、研究機関としては、
東京大学教養学部地域文化研究学科,大学院総合文化研究科地域文化研究専攻,東京大学東洋文化研究所
東京大学経済学部(応用地域学会)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科,京都大学東南アジア地域研究研究所,アフリカ地域研究資料センター
九州大学アジア総合政策センター,韓国研究センター
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
大阪大学外国語学部,大学院・言語文化研究科