高温夏季地中海性気候(Csa)
123456789101112
103 123 99 134 68 155 65 188 48 2311 34 2715 23 3017 33 3018 68 2715 94 2211 130 167 111 134
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:[9]
インペリアル換算
123456789101112
4.1 5337 3.9 5538 2.7 5941 2.6 6546 1.9 7352 1.3 8158 0.9 8763 1.3 8764 2.7 8059 3.7 7151 5.1 6144 4.4 5539
気温(°F)
総降水量(in)
123456789101112
85 2210 94 2210 80 2312 21 2712 7.9 2814 1.5 3017 0.3 3219 3.3 3321 8.1 3321 9.4 2917 27 2712 49 2110
気温(°C)
総降水量(mm)
出典: ⇒NOAA
インペリアル換算
123456789101112
3.3 7150 3.7 7251 3.1 7353 0.8 8054 0.3 8258 0.1 8663 0 9066 0.1 9270 0.3 9169 0.4 8462 1.1 8053 1.9 7150
気温(°F)
総降水量(in)
123456789101112
9.5 3118 13 3118 19 3016 44 2614 118 2211 177 199 170 188 134 198 81 2010 52 2311 22 2614 13 2916
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:BoM[10]
インペリアル換算
123456789101112
0.4 8764 0.5 8864 0.8 8562 1.7 7856 4.6 7251 7 6747 6.7 6546 5.3 6646 3.2 6849 2.1 7352 0.9 7957 0.5 8461
気温(°F)
総降水量(in)
温暖夏季地中海性気候(Csb, Csc)
123456789101112
158 145 140 156 90 177 116 189 98 2011 46 2314 18 2516 27 2515 71 2415 138 2012 158 178 195 157
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:Instituto de Meteorologia
インペリアル換算
123456789101112
6.2 5641 5.5 5943 3.5 6245 4.6 6447 3.8 6752 1.8 7357 0.7 7760 1.1 7759 2.8 7559 5.4 6953 6.2 6247 7.7 5844
気温(°F)
総降水量(in)
123456789101112
120 158 105 169 86 1710 32 1810 14 1911 3.3 2012 1 2012 2.3 2113 7.1 2213 30 2113 84 1810 81 158
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:NOAA[12]
インペリアル換算
123456789101112
4.7 5846 4.1 6149 3.4 6249 1.3 6550 0.5 6551 0.1 6853 0 6854 0.1 6956 0.3 7156 1.2 7055 3.3 6451 3.2 5947
気温(°F)
総降水量(in)
123456789101112
15 2616 17 2716 20 2514 41 2312 69 209 93 188 82 187 77 188 40 199 30 2111 14 2413 17 2515
気温(°C)
総降水量(mm)
出典:WMO[13]
インペリアル換算
123456789101112
0.6 7960 0.7 8060 0.8 7858 1.6 7353 2.7 6949 3.7 6546 3.2 6445 3 6446 1.6 6748 1.2 7051 0.6 7456 0.7 7759
気温(°F)
総降水量(in)
気候の特色エルムポリ(キクラデス地方)の町並み
夏は亜熱帯高圧帯に入るため乾燥。冬は亜寒帯低圧帯に入り、暖流から水分を供給された偏西風の影響で雨が多くなる。前線帯の緯度が季節とともに移動することで、夏だけ亜熱帯と類似した気候になるものと言える。名称に反して、内海の存在はこの気候を構成する要素として重要ではない。この気候は大陸西海岸部に見られる。 夏季には、本来は中緯度高圧帯の支配下となる緯度においても大陸は熱せられて低圧部となるため、中緯度の大陸西岸においては西(海洋側)に高気圧、東(大陸側)に低気圧という気圧配置になる。このため、西側の高圧帯から東側の低圧帯に向かって、(コリオリの力が作用し)、高緯度側から低緯度側に風が吹く。高緯度側に大陸がある地域(地中海沿岸やカリフォルニア州南部沿岸)では、大陸上を通過した高温で乾燥した風となる。沿岸を流れる寒流の影響が強い地域(アメリカ合衆国ワシントン州?カリフォルニア州北部沿岸や南米チリ等)では、冷涼で乾燥した風が高緯度側から吹く。このような原因で、大陸西岸では高緯度側から乾燥した風が吹くため降水量が少なくなり、地中海性気候が発達しやすい。 逆に、中緯度の大陸東海岸においては、夏季は、西(大陸側)に低気圧、東(海洋側)に高気圧という気圧配置であり、海洋の高圧部から大陸の低圧部に向かって、低緯度側から高緯度側へ暖かい風が吹く。沿岸を流れる暖流と相まって、温暖で湿潤な南からの季節風により降水量が多くなる。そのため地中海性気候はみられず、温暖湿潤気候(Cfa)や温帯夏雨気候が分布する。 夏季は北大西洋?西ヨーロッパに発達する北大西洋高気圧からサハラ砂漠の熱帯収束帯に向かって、ヨーロッパ大陸方面から乾燥した北?北東風が吹くため、降水量が少ない。 冬季はアフリカ大陸北西部に南下した北大西洋高気圧とユーラシア大陸のシベリア高気圧に挟まれた低圧部に位置するため、降水量が比較的が多くなる。 夏季は北太平洋東部に中心をもつ北太平洋高気圧から熱帯収束帯への北?北西風が吹く。バンクーバー?カリフォルニア州北部では寒流・カリフォルニア海流上を北西風が吹き、大気が成層安定するため、降水量が少ない。カリフォルニア州南部では、大陸上を通過した乾燥した北風となるため、降水量が非常に少なくなる。 冬季は南下した北太平洋高気圧と北米大陸上の高気圧に挟まれた低圧部に位置するため、降水量が比較的多くなる。 典型的な地中海性気候とは異なるが、乾燥帯のステップ気候に近接する上記地域の内陸部でも、計算上地中海性気候に該当する地点が存在する。この主な成因は標高による気温の逓減(100mあたり0.6℃)である。同緯度の低地に比べて気温が全体的に下がることで、乾燥限界が下がり、同程度の降水量でも乾燥限界を上回ることがある。
成因
各地域の特徴
地中海沿岸部
北米大陸西岸
西アジア・中央アジア・アメリカ合衆国北西部の内陸