これらは多重化にMPEG-2 TSを利用する事、映像符号化にMPEG-2ビデオを利用する事では同じ条件であるものの、以下のような違いがある。
世界の地上デジタルテレビジョン放送規格ATSCDVB-TDVB-T2ISDB-TT-DMBDTMB
仕様
映像MPEG-2MPEG-2/H.264MPEG-2/H.264/H.265MPEG-2/H.264H.264MPEG-2/H.264/AVS/AVS+
音声ドルビーデジタルMPEG-2 BC
ドルビーデジタルMPEG-2 AAC/MPEG-4 AACMPEG-4 BSACMPEG-2 BC
ドルビーデジタル
外符号リード・ソロモン符号
R-S (207, 187, 10)リード・ソロモン符号 R-S (204, 188, 8)BCH符号リード・ソロモン符号 R-S (204, 188, 8)
外符号インターリーブ52セグメント畳み込みバイトインターリーブバイト畳み込みインターリーブ(深さ12)バイト畳み込みインターリーブ(深さ12)
内符号トレリス符号
(符号化率:2/3)畳み込み符号(符号化率:1/2, 2/3, 3/4, 5/6, 7/8)低密度パリティ検査符号(符号化率:1/2, 3/5, 2/3, 3/4, 4/5, 5/6)畳み込み符号(符号化率:1/2, 2/3, 3/4, 5/6, 7/8)
内符号インターリーブ12トレリスビット、周波数ビット、周波数、時間
搬送波シングルキャリアマルチキャリア (COFDM)マルチキャリア (BST-COFDM)
変調方式8-VSBQPSK、16QAM、MR-16QAM、64QAM、MR-64QAMQPSK、16QAM、MR-16QAM、64QAM、MR-64QAM、256QAM、MR-256QAMDQPSK、QPSK、16QAM、64QAM
機能・特徴
マルチパス耐性×○○
同一周波数中継 (SFN)×○○
移動時の受信×△(携帯機器は不適。DVB-Hで代用)○(携帯機器はワンセグが適する)○○
インパルスノイズ耐性×○○
時間インターリーブ××○
セグメント単位での運用××○1
主な採用地域
ATSC
アメリカ合衆国・ カナダ・ メキシコ・ 韓国
DVB-T
欧州・ ロシア・ トルコ・ オーストラリア・ 南アフリカ共和国・ サウジアラビア・ イラン・ インド・ インドネシア・
台湾(中華民国)
DVB-T2
タイ・ フィンランド
ISDB-T
日本・ ブラジル・ アルゼンチン・ ペルー・ チリ・ ベネズエラ・ エクアドル・ ボリビア・ ニカラグア・ フィリピン・ モルディブ・ ボツワナ[12]・ ホンジュラス・ パラグアイ・ ウルグアイ・ グアテマラ・ コスタリカ
T-DMB
韓国2・ カンボジア
DTMB
中国
^1 - 13のセグメントに分割し、それぞれに対して違った変調をかける事ができる(最大3種類まで)。簡易な受信機による部分受信(通称ワンセグ)が可能。
^2 - 移動体向けのみに採用
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ハンガリーでは2004年に地上デジタルテレビの本格的な試験放送を開始[3]。2007年放送規則・デジタル移行法(Act 74 of 2007 on the rules of broadcasting and digital switchover〈2007. evi LXXIV. torvenya m?sorterjesztes es a digitalis atallas szabalyairol〉)にもとづき、2008年12月から本放送をスタートした[4][3]。