土質力学
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しかし、その荷重が地盤の支持力を上回ると、地盤は崩壊してしまう。そのため、十分な支持力を発揮させるために、構造物を基礎で支えるなどの処置がとられる。

基礎の静力学的支持力公式であるテルツァーギの支持力公式(英語: Terzaghi's Bearing Capacity Theory)によると、幅B 、根入れ深さDf の浅い基礎の支持力 q は、 q = c N c + 1 2 γ 1 B N γ + γ 2 D f N q {\displaystyle q=cN_{\mathrm {c} }+{\frac {1}{2}}\gamma _{1}BN_{\gamma }+\gamma _{2}D_{\mathrm {f} }N_{\mathrm {q} }}

で表される。ここで Nc 、Nγ 、Nq は支持力係数、c は粘着力である。一般に、幅が広く深い基礎ほど大きな支持力が期待できる。
斜面の安定「斜面安定解析」も参照

土はせん断強度と粘着力をもつから、ある程度の傾斜をかけても自立することができる。しかし、その限度を超えると斜面崩壊を生じ、民家や人命などを奪うこともある。

斜面の安全度は、想定した滑り面における、せん断強度と生じるせん断力との比で評価される。安全率 Fs = せん断強度 / せん断力
液状化

液状化とは地震等の繰り返し荷重により地盤が支持力を失う現象である。
脚注^日本工業標準調査会標準部会土木技術専門委員会(第19回)?議事録 2007年12月5日 - 経済産業省

関連項目

土木工学

関連構造物 - 橋梁トンネルダム地下空間、基礎盛土

関連する諸問題 - 地盤沈下地滑り斜面崩壊土壌汚染液状化現象

トピック - 地盤改良補強土、埋立処分場、核廃棄物処理

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日本大百科全書(ニッポニカ)『土質力学』 - コトバンク










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