土曜ドラマ_(日本テレビ)
[Wikipedia|▼Menu]
)が絶大な人気を博し、本作により視聴年齢層の裾野を広げるのに成功したことで以後ローティーン向け(児童向けドラマ寄り)の作品も放映されるようになった[4]。また、その流れから翌1995年には『金田一少年の事件簿』(堂本剛主演、平均視聴率23.9%・最高視聴率29.9%[注 7]。)もヒットし、以降シリーズ化されている。

かつては日本テレビの21時枠で様々なドラマ枠が存在していたが、1980年代後半からそのドラマ枠は次々と廃枠に追い込まれ、そして1995年9月を以て、読売テレビ制作木曜21時ドラマが廃枠となった事で、本枠は日本テレビ唯一の21時枠ドラマとなり、以後20年以上も日本テレビ21時枠のドラマは本枠だけであったが、後の2017年3月を以て、22時台に移動に伴って、長年続いた日本テレビから、21時台のドラマ枠は一旦すべて姿を消すことになった。これにより2024年2月現在、地上波の民間放送・在京キー局のゴールデンタイム帯にドラマを放送しない唯一のテレビ局となった[注 8][注 9][注 10]。しかし、2024年4月改編にて『土ドラ9』枠が設立され、7年ぶりに21時台のドラマ枠が復活した。

1998年4月期の『LOVE&PEACE』より枠タイトルを『土曜ドラマ』に改称された。

2005年には1月期の『ごくせん(第2シリーズ)』(最高視聴率32.5%[注 7]。)、7月期の『女王の教室』(最高視聴率25.3%[注 7]。)、そして10月期の『野ブタ。をプロデュース』(主題歌である亀梨と山下のユニット修二と彰の「青春アミーゴ」は、この年の年間オリコンシングルチャート1位を獲得[注 11])といった学園物がヒットし、この年の土曜ドラマは平均視聴率1位を獲得した[注 7]

瑠璃の島』(2005年4月)から全編ハイビジョン映像で撮影されるようになった(地上デジタル放送が全ての都道府県庁所在地で受信可能になってから最初の作品は『たったひとつの恋』(2006年10月 - 12月))。また、2010年代からプログレッシブカメラでの制作が主になってきている(ただし2000年代にも同様のカメラで制作されたドラマは存在している)。

2008年10月、20:54に長年放送されていた『NNNニューススポット』が9月に廃止され、この時間は一部系列局を除いて本ドラマの見どころを紹介するミニ番組が始まり、事実上フライングスタートとなったが、2009年3月を以て廃止、フライングスタートはなくなった。

2009年3月をもって火曜ドラマが廃止され、2009年4月から2015年3月までの6年間、同局のゴールデンタイム枠の連続ドラマは同枠と水曜ドラマの2枠となっていたが、2015年4月改編で『有吉反省会』や『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』を放送していた日曜の22:30 - 23:25の55分枠に『日曜ドラマ』を新設、6年ぶりに同局のプライムタイム枠の連続ドラマ枠が3枠に戻った。

2004年4月期の「仔犬のワルツ」は、主人公が視覚障害者であるため、解説放送が行われていたが、その後地上デジタル放送ではバリアフリーの一環と、ステレオ2の活用のため、2017年10月から放送の「先に生まれただけの僕」より常時解説放送が行われる(同時期の他の日テレ系連続ドラマ(読売テレビ制作の木曜ドラマFは除く)でも同様に解説放送実施)。

関東地方2013年7月期の『斉藤さん2』まで、見逃し再放送が行われていた(翌週木曜の15:55 - 16:53)[注 12]

その他・2000年代以降の傾向等

毎年8月に行われる『
24時間テレビ 「愛は地球を救う」』放送日は放送休止となる。

なお2013年からは、毎年7月の土曜日に大型音楽番組『THE MUSIC DAY』が放送されるが、作品が終了後に放送されるため、放送休止になる事は無い[注 13]

一方、毎年12月に『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト』が土曜日に放送される場合は放送休止となる。

また2016年夏放送の『時をかける少女』は『24時間テレビ』は元より、同時期にはリオデジャネイロオリンピックが開催される関係上、7月9日 - 8月6日の「5回放送」の短期放送となったため、初めて「『24時間テレビ』前にドラマ終了」となった。


21時枠で放送されていた2000年代頃は、ティーンエージャーやファミリー層を対象したコメディドラマや、人気マンガを原作にしたドラマが多くラインナップされていた。だが、2017年4月の改編で22時枠に移設されて以降は従来通りの若者向けのコメディ作品・マンガ原作の作品も放送されるが、社会派ドラマやサスペンスドラマなど大人を意識した作品が増加傾向にある(『先に生まれただけの僕』、『イノセンス 冤罪弁護士』、『ボイス 110緊急指令室』、『トップナイフ-天才外科医の条件-』等)。

同枠の音楽ならびにサウンドトラック盤の販売は同じ日本テレビ系列会社のバップが担当することが多いが、2003年の作品はエイベックスが担当した。

ナースマンがゆく』以降、主題歌は男性アーティストが独占している。女性アーティストは『愛情イッポン!』以降、この枠の主題歌に使われていなかったが、2010年代になってからは『デカワンコ』『悪夢ちゃん』『斉藤さん2』『お迎えデス。』、2020年代では、『トップナイフ-天才外科医の条件-』『コントが始まる』では女性アーティストの主題歌が使われた。

2008年4月期の『ごくせん(第3シリーズ)』と2012年7月期の『ゴーストママ捜査線?僕とママの不思議な100日?』ではボーカルは男性だが女性メンバーが存在するバンドが主題歌に使われている。


また、女優の主演が多い同局の水曜ドラマ枠とは対照的にこの枠、並びに日曜ドラマ(日曜22:30 - 23:25)枠[注 14] は男性の主演が多い(特にジャニーズ事務所所属のアイドルグループ[注 15] のメンバーやホリプロ所属、アミューズ所属)。

同枠の作品で主演最多は亀梨和也(KAT-TUN)であり、2021年時点では同枠の作品で8作主演している。


通常、土曜22時枠番組との接続は、21:54の各局別ミニ番組(関東地区の現在は『Stories?あなたのライフを探す旅?』)を挟んでのジャンクション・ステブレ入りだが、土曜22時番組が『嵐にしやがれ』になって以後、本枠ドラマの初回拡大SPの時には『嵐にしやがれ』との接続をステブレレスに変更、21時台ミニ番組は『嵐にしやがれ』終了後に放送時間を「3分」に縮小[注 16] して繰り下げる(枠交換)事が度々あった。
次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:186 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef