園山俊二
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小学館デジタル大辞泉』においては、「飄々としたタッチでほのぼのとした日常を描く」と評されている[10]。東海林さだおは「白い画用紙のまん中に、スーッと一本、鉛筆で横に線を引くと、すでにそれは大平原と空を分かつ地平線なのであった」「それが園山さんの代表作『ギャートルズ』なのだった」と園山のシンプルな描線による画風を評した[11]

ユーモラスな擬音を多く用いている。しっかりと握って離さない状況を示す「シッカ」など。

メスのカエルに乳房を描くなど、動物に対する強い擬人化表現が見られる。

愛称は「おんちょ」。音痴であったことから[12]

趣味麻雀。アニメ版の「はじめ人間ギャートルズ」でも父ちゃんが4人で麻雀をする描写を入れたくらいだった(第23回「クルクルマワルラーの巻」)。

1982年日本自然保護協会の理事に就任。宍道湖の淡水化計画に反対する活動を行った[13]

主な作品
漫画

がんばれゴンベ(1958年 - 1992年、毎日小学生新聞)
通算連載回数は9775回。1980年東京12チャンネルテレビアニメ化。

ギャートルズシリーズ

ギャートルズ、新ギャートルズ(1965年 - 1975年漫画サンデー

はじめ人間ゴン(1966年 - 1968年科学と学習

はじめ人間ギャートルズ(小学館の学習雑誌

くたばれギャートルズ(1980年 - 1984年ビッグコミックオリジナル

2度テレビアニメ化されている。1974年の『はじめ人間ギャートルズ』(朝日放送制作・TBS系→NET系)および、1996年の『はじめ人間ゴン』(NHK教育)。ただし『はじめ人間ゴン』については、同時期に篠田ひでおが『4年の学習』で連載していた同名のリメイク作品が直接の原作。



気になるあの人(1968年 - 1980年、女性セブン

花の係長1969年 - 1982年、週刊ポスト

1976年毎日放送制作・TBS系でテレビアニメ化。


さすらいのギャンブラー(1969年 - 1990年ビッグコミック

オレ係長38歳(1973年 - 1985年サンデー毎日

ペエスケ1979年 - 1992年、朝日新聞夕刊)

1990年に松竹配給で『ペエスケ ガタピシ物語』のタイトルで実写映画化。また同年、『ガタピシ』のタイトルでテレビ朝日でテレビアニメ化。


絵本

火星へシルクハットを(
岩崎書店1965年

大恐龍運動ピテカン作戦(講談社1971年) - 作画は村上豊

イラスト
レコードジャケット

いずれもコンパクト盤

高石友也「受験生ブルース」

殿さまキングス「係長5時を過ぎれば」

園山俊二を演じた人物

矢田耕司 - テレビアニメ『ぼくらマンガ家 トキワ荘物語』(日生ファミリースペシャル

脚注^ a b c d e f g まんがseek・日外アソシエーツ編『漫画家人名事典』(日外アソシエーツ、2003年ISBN 4816917608)p.215
^ 園山俊二プロフィール(アーカイブ) - 松江情報センター
^ a b c d e f 峯島正行『ナンセンスに賭ける』(青蛙房、1992年)pp.167-181「園山俊二 自由への願望」
^ 園山俊二さんの思い出(アーカイブ) - 松江情報センター


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