2011年10月31日に総会が開かれ賛成107、反対14、棄権52でパレスチナ国が国としての正式加盟を承認した。アメリカ合衆国、イスラエルなどは反対し、日本などは棄権[13]。アメリカ合衆国国務省は、この決議案採択への対抗措置として、ユネスコ分担金の停止を実行し、2017年10月にはユネスコを再脱退すると表明[14]。2018年12月31日に脱退が発効し、オブザーバー参加となった。またイスラエル外務省は、パレスチナを非難すると共にユネスコとの協力関係について再検討すると表明し、2017年10月に同国はアメリカに続いて脱退を表明した[15]。なお分担金負担停止から2年経過した2013年に、両国は議事への投票資格が停止されている。アメリカは2023年7月10日付で正式に再加盟した[16][17]。
歴代事務局長1971年のUNESCO25周年記念式典に集まった5人の歴代事務局長。
左からハイメ・トレス・ボデー、ジュリアン・ハクスリー、ルネ・マウ、ルーサー・エバンス、ヴィットリーノ・ヴェロネーゼ
代事務局長出身国在任期間
1ジュリアン・ハクスリー イギリス1946年12月 - 1948年12月
2ハイメ・トレス・ボデー
1946年の第1回総会以来開催されたユネスコ総会は下記のようになっている[19]。総会は1954年までは毎年開催だったが、その後は2年に一回の開催となっている。
総会開催地年議長議長出身国
第41回 パリ2021Santiago Irazabal Mourao ブラジル
第40回 パリ2019Ahmet Altay Cengizer トルコ
第39回 パリ2017Zohour Alaoui モロッコ
第38回 パリ2015Stanley Mutumba Simataa[20] ナミビア
第37回[21] パリ2013?平 中国
第36回 パリ2011Katalin Bogyay ハンガリー
第35回 パリ2009Davidson Hepburn バハマ
第34回 パリ2007George N. Anastassopoulos ギリシャ
第33回 パリ2005Musa Bin Jaafar Bin Hassan オマーン
第32回 パリ2003Michael Omolewa ナイジェリア
第31回 パリ2001Ahmad Jalali イラン
第30回 パリ1999Jaroslava Moserova チェコ
第29回 パリ1997Eduardo Portella ブラジル
第28回 パリ1995Torben Krogh デンマーク
第27回 パリ1993Ahmed Saleh Sayyad イエメン
第26回 パリ1991Bethwell Allan Ogot ケニア
第25回 パリ1989アンワル・イブラヒム マレーシア
第24回 パリ1987Guillermo Putzeys Alvarez グアテマラ
第23回 ソフィア1985Nikolai Todorov ブルガリア
第22回 パリ1983Said Tell ヨルダン
第4回臨時 パリ1982
第21回 ベオグラード1980Ivo Margan ユーゴスラビア
第20回 パリ1978Napoleon LeBlanc カナダ
第19回 ナイロビ1976Taaita Toweett ケニア
第18回 パリ1974Magda Joboru ハンガリー
第3回臨時 パリ1973
第17回 パリ1972萩原徹 日本
第16回 パリ1970Atilio Dell'Oro Maini アルゼンチン
第15回 パリ1968William Eteki Mboumoua カメルーン
第14回 パリ1966Bedrettin Tuncel トルコ