「国際庭園」が点在する異国色豊かなエリア。テーマ館「政府苑」や、いくつかの企業パビリオンも、このエリアに出展されていた。 会場内を遊覧・移動するために、4つの交通機関が出展されていた。 1990年3月31日、名誉総裁である皇太子による開会宣言が行われて花の万博は開会した。開会式の様子はNHKで中継された。一般公開は翌日の4月1日から同年の9月30日までの183日間だった。事故のお詫び看板 開幕2日目の4月2日、会場内を水力を使って遊覧するウォーターライド(ジャスコ・イオングループ出展)が高架水路(高さ7メートル)から転落する事故が発生し[8]、乗客・コンパニオン合わせて24名が重軽傷を負う事故が発生した[9]。事故の影響でウォーターライドは約3か月間、運行を中止し、安全確認を強化することで7月12日から運行を再開した[10]。 この事故の後も、他の交通システムや、遊園地ゾーン「マジカルクロス」の乗り物などで、部品落下[11]や緊急停止などのトラブルが相次いだ。
政府苑(日本国政府 建設省・農林水産省)世界最大の花ラフレシアの展示が話題となっていた。
国際陳列館様々なイベントを開催。4階にはヨーロッパ20都市が共同で出展したヨーロッパパビリオンがあり、各都市の文化などを紹介。
花と緑・日本画美術館(第一不動産グループ)日本画壇を代表する51人の新作(テーマは「花と緑」)を展示。
シャロン館 鳥の王国バードケージに放たれた鳥達(約1,000羽)の王国を、ボートに乗って探検。
大きな夢の小さな街「ミクルのくに」(日本生命ほか20社)少年「ミクル」が住む街をミニチュアで表現。
ゴールデンベルパビリオン(江崎グリコ・サッポロビール・三洋電機・DUNLOP・椿本チエイン・東洋不動産)最も美しく・難関だと言われるゴルフコース、「オーガスタナショナルゴルフクラブ」の12番ホールを再現。
国際庭園博覧会の見所の一つ。様々な国が、その国独自の個性溢れる庭園を出展していた。パキスタン庭園は完成が開幕に間に合わず、完成までの間は庭園造りの様子そのものが展示代わりとなり、思わぬ人気を博していた。
花木苑 生活の庭・夢の庭・日本の庭企業出展による庭園。
ふるさとの庭(スポットガーデン)国内各都道府県が出展した庭園。
さぼうランド(建設省)大阪一・日本一・世界一の大雨を体験することができた。
会場内の交通手段(4つの交通システム)
ウォーターライド「アドベンチャークルーズ」(ジャスコ・イオングループ)「中央ゲート駅」と「街の駅」を結んだ3両連結の大型ボート(72人乗り)。イメージキャラクターは「銀河鉄道999」のヒロイン「メーテル」。開幕直後に発生した事故(これについては後述)の影響で約3か月間運航を休止した。
ロープウェイ「フラワーキャビン」(アコム他企業体)「祭りの大通り駅」と「山の駅」を結んだロープウェイ。
CTM「パノラマライナー」(三越他企業体)磁石の原理を利用した、最新の短距離交通システム。「街の駅」と「山の駅」を結んだ。
SL義経「ドリームエキスプレス」(JR西日本)山のエリア内の「風車の駅」と「山の駅」を結ぶSL鉄道。7100形蒸気機関車「義経号」が客車を牽引して運行していた。
会期中の主な出来事
開会式
ウォーターライド転落事故
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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