2019年現在、日本の空港ではほぼ大半の空港に国際線定期路線が就航、すなわちCIQ(税関、出入国管理、検疫)に関する設備を備えている。前述の5つの国際空港(現状は運用により4空港)以外の空港における国際線定期路線は、ほとんどが東アジア地域との便であり、その中でもソウル(仁川国際空港)との便が突出して多い。東アジア地域以外ではグアム、ホノルル、東南アジアが多く、これら以外の地域への定期便は(前述の5つの国際空港以外の空港では)わずかであり、例としては福岡空港や新千歳空港からヨーロッパ路線や東南アジア、南アジア路線が就航している。 アメリカは世界で最も空港数の多い国であり、世界の繁忙400空港の約3分の2はアメリカにある[1]。 連邦政府が管理する空港にロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港やワシントン・ダレス国際空港があったがワシントン空港局に業務を移している[2]。 イギリスには2015年現在、127の空港があり、そのうち定期便が就航しているのは約50空港で、その他の空港や飛行場はチャーター便やビジネスジェット向けに利用されている[3]。イギリスでは主要空港の運営は中央政府が直接行っていたが、航空需要の拡大や輸送技術の進展に対応するため、1965年に空港公団法が施行され英国空港公団(BAA)が設立された[3]。 イギリスの国際空港はロンドン・ヒースロー空港が中心的な空港であり、ロンドン・ガトウィック空港やロンドン・スタンステッド空港などの国際空港がある[4]。 フランスには国際航空運送協会(IATA)に登録された商用航空機の登録空港が約190ある[5]。 2016年の旅客数のランキングでは、パリ=シャルル・ド・ゴール空港、パリ=オルリー空港、ニース空港(コート・ダジュール空港)、リヨン空港(リヨン・サン=テグジュペリ国際空港)の順になっている[5]。 中国では中国民用航空局(CAAC)が民間航空行政を管轄していたが、1988年に行政機能と航空会社経営機能を分割し、後者は民間会社になった[6]。 中国では国際空港を含む大空港の多くが漢字4文字で都市名と所在地名を組み合わせた名称が多い[7]。北京首都国際空港のように命名には例外もある[7]。 韓国では6つの主要な国際空港があり、日本からの直行便がある国際空港は、金浦国際空港(ソウル特別市)、仁川国際空港(仁川広域市)、金海国際空港(釜山広域市)、済州国際空港(済州特別自治道)で、韓国で比較的よく使われる国際空港は、大邱国際空港(大邱広域市)、清州国際空港(忠清北道清州市)である。2024年現在、運休中の国際空港は、襄陽国際空港(江原特別自治道襄陽郡)、離発着回数の少ない国際空港は、務安国際空港(全羅南道務安郡)である。
アメリカ
イギリス
フランス
中国上海浦東国際空港
韓国
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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