国鉄D51形蒸気機関車
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^ というよりE10の空転のしやすさが異常で、「落ち葉を踏んだり保線夫がレールに地下足袋で乗るとよく滑る」(人吉機関区の機関士、石井篤信 談)などとまで言われた(『 「SL甲組」の肖像1』、椎橋俊之、ネコ・パブリッシング、2007年、? ISBN 978-4-7770-0427-0、p.98)。
^ 動輪の最大静止摩擦力をわずかでも超える力を掛ければスリップしてしまうので、牽引力が高い機関車ほど重い列車を引けるわけではなく、夕張線では昭和30年代にD52が来た際「1800t列車をD51なら引き出せるのにより力のあるはずのD52では空転して引けない」(=力が強すぎて最大静止摩擦力を越えやすい)という事態が起きて返された事例がある(『 「SL甲組」の肖像1』、椎橋俊之、ネコ・パブリッシング、2007年、? ISBN 978-4-7770-0427-0、p.214)。最後尾の車輪が動輪の9600では引き出し時に列車重量が最後尾の動輪にかかるのでわずかだが動輪の最大静止摩擦力が増大する。
^ 本来D51形を置き換えるために開発されたはずのDD51形ディーゼル機関車がD51形が単機でまかなえていた貨物列車を置き換える際に重連での牽引を要するという例が、無煙化後、全国で多く見られた。これは、マスコンノッチ刻みの制御では重量級列車の牽き出しで多用されていた圧縮牽き出しの実施が困難であり、貨車の軸受が平軸受で牽き出し抵抗の大きかった時代には、たとえ動輪周牽引力が同等でもDD51形のほうが牽き出しに限れば不利だったためである。
^ この際、所要時間は牽引機が変更されるたびに短縮されており、牽き出しを除けばD51形よりもC62形、C62形よりもDD51形のほうが安定して強力だった。

出典^ [蒸気機関車D51大辞典 P12]
^JR東日本公式サイト車両図鑑 D51498
^梅小路蒸気機関車館公式サイト 蒸気機関車群D51200号機/1号機
^ D51蒸気機関車 P99 中村由信(著) あかね書房(出版)
^ 鉄道伝説II P11
^ 「第18章 日本の代表的SL D51」『日本の鉄道史セミナー』 (p.143)
^ #高木 蒸気機関車技術論に対する疑問以上のもの
^ 鉄道伝説II P13 P19
^ 鉄道省大宮工場で貨物用蒸気機関車D51形の試運転 P687
^ 鉄道ピクトリアル No.1001 P11
^ 臼井茂信「機関車の系譜図 4」1972年 交友社刊 pp.581
^ a b 『鉄道ピクトリアル』No.633 p.102
^ 鉄道技術発達史 第4篇P326
^ 高木宏之「改稿 国鉄蒸機発達史」、『RailMagazine 2008年9月号』 ネコ・パブリッシング
^ 鉄道ピクトリアルNo.1001 2022年8月号 [特集]D51形蒸気機関車 P45
^ 蒸気機関車のすべて p.193
^ 日本蒸気機関車特集集成 鉄道ピクトリアル編集部(編)鉄道図書刊行会(出版)P48
^ 【SL乗務員OBトーク #1】弁当が腐らない蒸機、闇添、ゴサンと生きる
^ 鉄道ピクトリアル No.1001 P18
^ 蒸気機関車EX Vol.42 P64
^ 鉄道技術発達史 第5篇 運転P113
^ 栄光の機関車D51 P19
^ 機關車の構造及理論 上巻 P64
^ 機関車100年:日本の鉄道 P14-P20
^ 続・滋賀の技術小史
^ 杉山淳一の時事日想 鉄道のトンネルは、安全なのか
^ a b 鉄道技術発達史 第5篇 運転 P113 1958年
^ a bNOP法人「旧狩勝線を楽しむ会」旧狩勝線の近代化遺産
^ a b狩勝高原エコトロッコ鉄道」根室本線旧線 大カーブ(狩勝信号場?新内駅間)その1
^ a b 現役技術者「SLは生き物」
^ 「集39号 海南島鉄道関係調書提出の件」 アジア歴史資料センター Ref.C08010749200 
^ 日本蒸気機関車史p.31
^ 渡辺肇「D51形式の分類と形状」 『SL No.2 1969』 交友社 1969年 pp.84 - 105
^ a b c 「栄光の日本の蒸気機関車」
^ 機関車100年:日本の鉄道 P16-P17
^ 『Rail Magazine 2008年12月号』 ネコ・パブリッシング p.59
^ a b 鉄道ピクトリアル No.1001 P30-P31
^ 日本蒸気機関車特集集成下 鉄道ピクトリアル編集部(編)鉄道図書刊行会(出版)P105
^ 栄光の日本の蒸気機関車p.196
^ a bD51形200号機/1号機(梅小路蒸気機関車館)
D51形蒸気機関車(交通科学博物館)
^ 「鉄道黄金時代シリーズNO.8 D51「"デゴイチ"鉄路の千両役者」」
^ 蒸気機関車EX(エクスプローラ) Vol.10 イカロス出版(出版)P15
^ 日本蒸気機関車特集集成 鉄道ピクトリアル編集部(編)鉄道図書刊行会(出版)P48
^ 日本の蒸気機関車のすべて 交通博物館監修 p.69
^ 『国鉄・JR悲運の車両たち』p.28

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