1950年(昭和25年)12月26日および1953年(昭和28年)9月に、4両(トラ775, トラ1478, トラ1995, トラ2272)が三井芦別鉄道に譲渡され、トラ1形(トラ1 - トラ4)となった。1964年(昭和39年)10月に、トラ1, トラ2, トラ4は廃車された。
1961年(昭和36年)に、3両(トラ349, トラ1017, トラ1335)が倉敷市交通局(現在の水島臨海鉄道)に譲渡され、トラ71形(トラ73 - トラ75)になった。 トラ1001形は、鶴見臨港鉄道が1928年(昭和3年)11月から1929年(昭和4年)2月にかけて、10両(トラ1001 - トラ1010)を日本車輌製造支店で製造した同形車である。1943年(昭和18年)7月1日の戦時買収により国有化され、トラ1形(トラ3401 - トラ3410)に改称された。 トラ900形は、阪和電気鉄道が日本車輌製造で15両を製造した同形車である。1931年に5両(トラ901 - トラ905)、1934年(昭和9年)に10両(トラ906 - トラ915)が落成した。1944年(昭和19年)5月1日の戦時買収にともない国有化され、本形式のトラ3411 - トラ3425に改称された。
同形車
鶴見臨港鉄道トラ1001形
阪和電気鉄道トラ900形
参考文献
竹田辰男「阪和電気鉄道史」1989年、鉄道史資料保存会刊 ISBN 4-88540-061-9
貨車技術発達史編纂委員会 編「日本の貨車―技術発達史―」2008年、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊
渡辺一策「RM LIBRARY 124 鶴見線貨物回顧」2009年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-5271-4
吉岡心平「プロフェッサー吉岡の貨車研究室 第39回」レイルマガジン 2010年10月号(No.326)
関連項目
国鉄トラ40000形貨車
国鉄チ1000形貨車
表
話
編
歴
国鉄(鉄道省)・JRの無蓋車(1928年称号規程)
「ト」級
ト1形(初代) - ト1形(2代) - ト3600形 - ト3750形 - ト4000形 - ト4300形 - ト4500形 - ト4700形 - ト4900形 - ト6000形 - ト9800形(初代) - ト9800形(2代) - ト9900形 - ト10000形 - ト10200形 - ト10300形 - ト10800形 - ト11000形 - ト11400形 - ト11500形 - ト13600形 - ト20000形 - ト32000形
「トム」級
トム1形 - トム3400形 - トム4500形 - トム5000形 - トム11000形 - トム16000形 - トム19000形 - トム25000形 - トム27000形 - トム28000形 - トム29000形 - トム39000形 - トム50000形 - トム60000形 - トム150000形
「トラ」級
トラ1形 - トラ90形 - トラ3500形 - トラ4000形 - トラ5000形 - トラ6000形 - トラ16000形 - トラ20000形 - トラ23000形 - トラ25000形 - トラ30000形 - トラ35000形 - トラ40000形 - トラ43500形 - トラ43600形 - トラ45000形 - トラ55000形 - トラ70000形 - トラ90000形 - トラ190000形
「トサ」級
トサ1形(初代) - トサ1形(2代) - トサ100形 - トサ200形 - トサ1800形 - トサ1850形
「トキ」級
トキ1形 - トキ5形 - トキ10形 - トキ900形 - トキ1000形 - トキ9000形 - トキ15000形 - トキ21000形 - トキ21100形 - トキ21200形 - トキ21300形 - トキ21400形 - トキ21500形 - トキ22000形 - トキ23000形 - トキ23600形 - トキ23800形 - トキ23900形 - トキ25000形(国鉄) - トキ25000形(JR貨物) - トキ66000形 - トキ80000形(私有貨車)
無蓋緩急車
トフ1形 - トフ100形 - トフ200形 - トフ250形 - トフ300形 - トフ500形 - トムフ1形