国立科学博物館
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1873年 - 「文部省博物館」が太政官正院の博覧会事務局に併合。

1875年

2月 - 併合された博物館の一部を分離。小石川薬園と共に文部省の所轄となる。

4月 - 「東京博物館」と改称。所蔵資料を全て博物館事務局に移管したため、名称だけの博物館であった。

旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫(現東京芸術大学赤レンガ1号館)
東京都内に現存する最古の煉瓦建築

1877年1月 - 上野山内、西四軒寺跡(現東京芸術大学の位置)に新館が一部竣工、「教育博物館」と改称(科博はこの年を創立年としている)。
―このときの書籍閲覧所書籍庫(1880年竣工、設計林忠恕)が現在、東京芸術大学赤レンガ1号館として残存し、使用されている。―2004年に本館(現日本館)が改装される前までは「教育博物館」の標柱が本館脇の中庭に現存していた。

1881年 - 「東京教育博物館」と改称。

1886年 - 文部省総務局の附属となり、館長制度が廃止、新たに主幹が置かれる。

1889年

6月 - 土地・建物を東京美術学校(東京芸術大学の前身)に明け渡し、博物標本などを帝国博物館東京国立博物館の前身)に移し閉館。

7月 - 高等師範学校東京教育大学の前身)の附属施設となり、高等師範学校に隣接する湯島聖堂構内に移転。


1890年4月 - 湯島聖堂構内で普通教育に関する資料を主とした一般公開を開始。

1912年11月 - 本館第一陳列館内に通俗教育館を附設し、一般公開を開始。
湯島聖堂構内にあった東京教育博物館。1920年撮影。『東京教育博物館一覧 大正九年』(国立国会図書館蔵)より。[9]

1914年6月 - 東京高等師範学校(高等師範学校から改称)から独立し、文部省普通学務局所轄の独立した「東京教育博物館」となる。

1917年 - 東京帝室博物館(東京国立博物館の前身)構内にあった教育学芸館を湯島聖堂へ移築し、新陳列館とする。

1921年6月 - 文部省直轄となり、再び「東京博物館」へと改称。

1923年9月 - 関東大震災による火災により施設と資料の全てを失う。

1924年3月 - 関東大震災に関する資料などを調査、収集した物を湯島聖堂構内に建てられた仮建物で公開。

1924年?1926年 - 東京帝室博物館の自然科学系の部門であった天産部より動物・植物・鉱物94,001点の資料譲渡を受ける。[10][11]。これに伴って東京帝室博物館の天産部は廃止

1927年 - 上野別館竣工(東京帝室博物館が管理していた竹の台陳列館を移築したもの)

1928年4月 - 上野新館(現日本館)起工[注 2]
建設中の東京博物館新館(現在の日本館)。1930年2月撮影。『東京博物館一覧 昭和二年度、三年度』(国立国会図書館蔵)より。[12]

1930年12月 - 上野新館(→日本館)竣工。
日本館

1931年

2月 - 「東京科学博物館」と改称。

7月4日-8月2日 - 上野新館仮公開。

11月2日 - 上野新館で行幸啓による開館披露。以降11月2日が開館記念日となる。一般公開は11月7日から開始


1945年

1月27日 - 東京大空襲による爆風の影響で上野別館に展示されていた標本150点が破損。

3月10日 - 閉館し、標本を近県6か所に疎開[13]

5月 - 建物がに徴用され、終戦まで高射第1師団司令部となる。上野別館北側取り壊し。

12月1日 - 一部公開を再開[13]


1948年1月20日 - 疎開した標本の引き揚げ完了[13]

1949年6月 - 文部省設置法により「国立科学博物館」設置。

1953年7月 - 理工学館(旧2,3号館、→たんけん館・むらさき館)起工。

1954年2月 - 理工学館(旧2号館)第1期工事竣工。

1954年5月29日 - 2号館の一部を一般公開開始。

1962年4月 - 港区にある国立自然教育園を統合し「附属自然教育園」を設置。

1965年 - 理工学館(旧2,3号館、→たんけん館)が完成。

1970年 - 極地研究センターが上野地区から板橋区の東京第二陸軍造兵廠跡に移転。

1971年4月 - 資源科学研究所を吸収合併。

1972年3月 - 新宿地区に分館庁舎(新宿分館)が完成。

1972年 - 4号館(→自然史館→みどり館)起工。

1972年4月 - 新宿分館に自然史科学研究部門が移転。

1973年 - 極地研究センターが国立極地研究所として独立。

1975年 - 4号館竣工 一般公開開始。

1977年 - 自然史館(旧4号館、→みどり館)全階完成。

1979年11月 - 航空宇宙館(旧5号館、→おれんじ館)開館。

1983年10月 - 筑波実験植物園開園。

1985年5月 - たんけん館開館、インストラクター制度開始。

1986年1月 - 教育ボランティア制度発足。

1994年

3月 - たんけん館閉館。

6月 - 筑波研究資料センター設置。

地球館

1999年

4月- むらさき館、おれんじ館閉館。

4月24日 - 新館(1期)(現地球館)常設展示公開。


2001年4月 - 独立行政法人国立科学博物館となる。

2002年6月 - 産業技術史資料情報センター設置。

2003年5月31日 - みどり館閉館。

2004年11月2日 - 新館(→地球館)グランドオープン、併せて本館(→日本館)の改修工事始まる。

2006年12月 - シアター36○オープン、新館を「地球館」に、本館を「日本館」に改称。

2007年4月 - 日本館改修工事完了、公開開始。英語名称を改称、シンボルマークロゴキャッチコピーを制定。

2008年6月 - 日本館が重要文化財に指定される。

2011年

3月 - 筑波地区に自然史標本棟が完成。

4月 - 筑波地区に総合研究棟が完成。


2012年4月 - 新宿分館および産業技術史資料情報センターが筑波地区に移転。

2014年9月1日 - 地球館北側展示場(地下2階を除く)改修工事着工のため閉鎖。

2015年7月14日 - 地球館北側展示場の改修工事が終了、リニューアルオープン。

2019年4月 - 資料の電子化などを担う「科学系博物館イノベーションセンター」開設[14]

2021年3月 - ザ・ヒロサワ・シティと共同で、一般財団法人科博広沢航空博物館の設立を発表[15]。2020年に輸送されたYS-11をはじめとする国立科学博物館の航空関係収蔵品を移設し、年内に公開予定。

2023年

8月7日 - 新型コロナウイルスによる入館者急減やウクライナ戦争による物価高騰などを受けて、500万点以上に上る標本維持を目的として、同日8時からREADYFORにてクラウドファンディングを実施。
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