国立水俣病総合研究センター
また母乳からの危険性は小さいことを動物やヒトのデータで明らかにし、食品安全委員会の、魚介類に関する注意には乳児を外すとした決定にも寄与した。水銀汚染が顕著化していた頃には、昭和29年?34年の間に水俣市全体の男児数が女児数を大幅に下回ったことを研究として報告済みである。
リスク評価室
魚介類には胎児の脳の発達に重要な脂肪酸「DHA(ドコサヘキサエン酸)」があり、水銀とDHAが胎児の血液中でプラスの相関を持っていることを発見した。水銀の土壌汚染を避けるために水銀の効率的回収方法について研究も進めており、特許を獲得しているという業績も残している。
外部リンク
⇒国立水俣病総合研究センター
⇒太地町における水銀と住民の健康影響に関する調査結果について(PDF)(国立水俣病総合研究センター発表)
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