道三は全体の約1/3に当たる第18回で自害し、第19回以降は信長を主役として描かれている。
本作は合戦シーンの撮影や舞台となった地域の放送当時の様子を撮影するためにフィルムを使用している。前年の『新・平家物語』ではフィルム映像や放送当時の映像を入れていなかったので、前作との違いを際立たせている。なお、物語の最後では岐阜城や信長の墓、そして観光客が天守閣にいる大坂城を映し、時代の変化を感じさせる終わり方となっている。 初回視聴率27.5%、最高視聴率29.9%、平均視聴率22.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)[7]。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}昭和天皇も本作の大ファンでスタジオ収録の訪問を希望し、桶狭間出陣前夜のシーンを直接観覧した。高橋英樹、松坂慶子、林隆三などに「見てるよ、見てるよ」と親しく声をかけ、歓談している。またスタジオセットの木々を見て、「よく育つね」「ここで馬も走らすの」と楽しく過ごしたという。後日、原作者の司馬と会った昭和天皇は、「あれはテレビと原作では違うの?」などと質問をして興味が尽きない様子だった。[要出典] 登場人物に関する記述は総集編を基にした。太字の出演者は総集編に登場。
反響
あらすじが望まれています。 (2021年10月)
登場人物
主人公
斎藤道三(さいとう どうさん)
(松波庄九郎→西村勘九郎→長井新九郎→斎藤道三)演:平幹二朗元は妙覚寺の学僧。学識・知恵・計略に長けており、京の油問屋・奈良屋の女主人お万阿をたらし込み、その身代を我が物とし新たに山崎屋を興す。更にそこから身を起こし、美濃国内の乱れに乗じて、一代で美濃の主となった。「美濃の蝮(まむし)」の異名を取る。娘婿の信長が普段着で兵を従えながら鉄砲で武装している様子、および面会の際に正装に改めている姿を見て信長が後継者としてふさわしいと確信した。
織田信長(おだ のぶなが)
(吉法師→織田信長)演:高橋英樹(幼少期/川口英樹)「うつけ」と言われていたが、実際には道三にも劣らぬ天才。道三のことをライバル視しながらも尊敬しており、「まむし」と呼んでいた。なお、比叡山延暦寺焼き討ちの際のナレーションでは「果断すぎる性格」と紹介されており、このことが光秀との対立につながったとする見解で物語は進行している。
山崎屋
妙鴦尼(みょうおうに)
(お万阿→妙鴦尼)演:池内淳子京の豪商・奈良屋(後の山崎屋)の未亡人。若き日の道三(庄九郎)と結婚し、道三が天下を目指す足掛かりとなる。美濃へ向かって大名にまで上り詰めた道三の帰りを山崎屋で待ち続ける。なお、ドラマのほぼ中頃に信長が上洛した時、同行した光秀がお万阿と会い亡き道三を懐かしんで会話する場面があった。
杉丸(すぎまる)
演:永井秀和山崎屋の手代、お万阿の従者として道三を助ける。
斎藤家
深芳野(みよしの)
演:三田佳子道三の側室。一色義幸の娘で土岐頼芸の愛妾だったが、計略を用いた道三によって下げ渡される。その時には既に頼芸の子(後の義龍)を宿しており、道三に対して愛憎入り交じった感情を持つ。
小見の方(おみのかた)
(那那姫→小見の方)演:山本陽子(幼少期/北村佳子
斎藤義龍(さいとう よしたつ)
(吉祥丸→新九郎高政→斎藤義龍)演:若林豪(幼少期/沢村正一
濃姫(のうひめ)
(帰蝶→濃姫)演:松坂慶子[注釈 4]道三の娘で、信長の正室。政略結婚であった。ドラマでは、光秀のいとこという設定になっている。ドラマの最終回に本能寺の変の直後に亡くなった濃姫の顔を光秀が神妙かつ複雑な表情で見つめる場面があった。
斎藤龍興(さいとう たつおき)
演:大石悟郎(現・大石吾朗)道三の孫。家臣の離反などで織田信長に稲葉山城を奪われ、ついに美濃を追われる。
斎藤喜平次(さいとう きへいじ)
演:曽我一貴道三の子。義龍の異母弟。
斎藤孫四郎(さいとう まごしろう)
演:青沼一彦道三の子。義龍の異母弟。
斎藤家臣
赤兵衛(あかべえ)
演:山谷初男元妙覚寺の寺男で、道三が浪人だった頃から付き従う最古参の腹心。
耳次(みみつぐ)
演:谷啓道三の間諜。
福富平太郎(ふくとみ へいたろう)
演:和崎俊哉斎藤・織田家臣。濃姫の輿入れに付き従い信長に仕える。
各務野(かがみの)
演:吉行和子[注釈 5]濃姫の侍女。
猪子兵助(いのこ ひょうすけ)
演:常田富士男道三の側近、道三と信長の会見に同伴する。
岡部又右衛門(おかべ またえもん)
演:清水?治尾張出身だが、道三にその才能を認められ道三の城を多数建設。後に信長に仕える。
稲葉良通(いなば よしみち)
(稲葉一鉄→稲葉良通)演:菅沼赫
堀田道空(ほった どうくう)
演:松本克平
斎藤飛騨守(さいとうひだのかみ)
演:田島義文
可児権蔵(かに ごんぞう)
演:名古屋章可児才蔵の父。